アジレント・テクノロジー(株)は28日、無線LAN関連デバイスや機器の無線部性能試験を代行するサービス“無線LAN製品測定サービス”の提供を同日付けで開始すると発表した。
“無線LAN製品測定サービス”は、これまで2.4GHzや5GHzといった無線LANが利用する高周波帯域を扱うことのなかった家電製品やAV機器の開発企業をサポートするサービス。無線LANの測定に必要な計測器をすべて揃えようとすると2000万円程度必要になることから、IEEE 802.11a/b/gの3種類の無線LAN規格に対応した無線LANデバイスと機器の無線部性能試験を代行するというもの。当初は、送信系のみの測定代行サービスを提供し、以後、送信系を含めたサービスも提供するとしている。
“標準サービス”では、IEEE 802.11a/b/g規格に準拠した項目の試験と、電波法に基づく技術適合証明に準じた試験項目を測定し、試験環境と試験データを記載した書類を納品する。オプションサービスとして、“FCC(Federal Communications Commission)”試験/“ETSI(The Europeans Telecommunications Standards Institute)試験に準じた試験項目の測定と試験データの提供や、試験結果考察の提供と技術指導などを用意する。料金は30万円から。同社では今後1年間で3000万円の売上げを目指すとしている。