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NECとMS、.NET Frameworkに対応したアプリケーションサーバーを共同開発

2003年05月27日 14時42分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)とマイクロソフト(株)は27日、マイクロソフトのソフトウェア開発/実行環境『Microsoft .NET Framework』に対応したアプリケーションサーバー『ActiveGlobe WebOTX/COM Ver3.0(アクティブグローブ・ウェブオーティエックス・コム)』を共同開発したと発表した。

同製品は、NECのプラットフォームテクノロジー“VALUMO(バルモ)”と、マイクロソフトの.NET Framework関連技術を結集して開発されたもの。.NET Frameworkを利用して開発したアプリケーションと、Microsoft Visual Basicで開発した既存のアプリケーションを同時に稼動させることが可能なほか、アプリケーション障害に対する自律復旧機能や、高負荷状態において業務処理性能を保証する自律調整機能を備えている。

NECは、同製品の販売活動を本日より開始した。出荷開始時期は6月25日で、価格は50万円から。

なお両社は、同製品のマーケティング活動やサポートなど販売面でも協業するとしており、国内外の企業/官公庁などに対し、同製品を活用した基幹業務システムや、ウェブサービスなどのEビジネスシステムを共同で提案していくという。具体的には、両社共同でユーザー企業に対する提案活動を行なう30名体制のタスクチームを確立し、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有、デモ施設の相互利用などを行なうとしている。

また、共同開発や動作検証、ユーザーに対するデモなどを行なうため、NECの“iBestSolutions Center(アイベストソリューションズセンター)”(東京都港区)に検証システムを構築し、両社共同で利用する。さらに、共同セミナーの開催や展示会で協力、共同広告なども実施する。具体的な取り組みとしては、6月10日/11日にNECが開催する“NEC e-Trend Conference&Fair”において、同製品を共同で出展するという。そのほか、ユーザーの技術問い合わせの対応やバージョンアップ情報の提供、障害発生時の調査/対応情報の提供などのサポートも両社共同で行なうとしている。

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