エルピーダメモリ(株)は26日、モバイル機器向けに消費電力を従来の10分の1に低減した256Mbit DDR/SDRモバイルRAM『EDK2516CBBH』など4品種を製品化したと発表した。
『EDK2516CBBH』(FBGA) |
開発したモバイルRAMは、4Mword×16bit×4bankの構成で、“PASR(Partial Array Self Refresh)”や“Deep Power Down”などのローパワー機能と、内蔵した温度センサーで周囲の温度に応じて自動的にリフレッシュ周期を変更する“Auto TCSR(Temperature Compensated Self Refresh:自動温度補償セルフ リフレッシュ)”機能を搭載し、低消費電力化を図ったのが特徴。クロック周波数は100MHz。電源電圧は1.8V。製造には0.11μmのCMOSプロセスを利用し、サイズが幅13×奥行き9.0×高さ1.2mmの小型FBGA(Fine pitch Ball Grid Array)パッケージのほか、チップ単体でも供給し、MCP(Multi Chip Package)やSIP(System In Package)にも対応するとしている。ラインアップは、DDRの60ボールFBGAが『EDK2516CBBH』、チップが『ECK2516CBCN』、SDRの54ボールFBGAが『EDL2516CBBH』、チップが『ECL2516CBCN』となる。
同社では、9月以降、月産200万個の規模で生産するとしている。