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サン・マイクロシステムズ、SolarisとLinuxに対応したラックマウントサーバー『Sun Fire V60x』など2製品を発売

2003年05月26日 16時07分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は26日、SolarisとLinuxに対応したx86(32bit)ベースのラックマウントサーバーとして『Sun Fire V60x』と『Sun Fire V65x』の2製品を発表した。価格は37万5000円から。出荷開始は6月中旬の予定。併せて、既存のx86サーバー『Sun LX50』の価格を改訂する。

『Sun Fire V60x』
『Sun Fire V60x』

『Sun Fire V60x』は、ウェブサーバーやメールサーバーなどの“エッジ・コンピューティング”向けに、オープンソースのソフトを利用できるようにしたラックマウントサーバー。筐体には1Uラックマウントサイズ(約44mm)を採用し、CPUにはXeon-2.80GHz/3.06GHz×2、36.4GB/73.4GBのHDD(Ultra320 SCSI)×3、メモリーは6GBまで搭載できる。デュアルプロセッサー構成時は、起動用CPUに障害が発生した場合に、もう一方のCPUだけで再起動が行なえる“フォールト・レジリエント・ブート機能”を搭載する。OSには、『Solaris x86プラットフォーム版』と『Red Hat Enterprise Linux』を提供し、どちらを選択しても、既存のSPARC/Solaris製品と同じサポートサービスを提供するほか、多数のサーバーを管理する専用システムなども提供するとしている。なお、現時点で提供するのは『Red Hat 7.3』で、6月以降に『Red Hat Enterprise Linux AS/ES/WS』の提供を開始する。また、『Solaris 9 x86プラットフォーム版』は8月以降対応する予定。価格は、Xeon-2.80GHz(2次キャッシュ512KB)×1、512MBのメモリー、36.4GBのHDD(LUltra320 SCSI、毎分1万回転)、CD-ROM&FDコンボドライブ、AC電源の構成で、Solaris 9 x86プラットフォーム版ライセンスが付属して、37万5000円。

『Sun Fire V65x』
『Sun Fire V65x』

『Sun Fire V65x』は、2Uサイズの筐体を採用した上位モデルで、メモリーは12GB、HDDは6台まで搭載可能。ホットスワップ対応の冗長電源にも対応する。価格は、Xeon-2.80GHz×1、512MBのメモリー、36.4GBのHDD、CD-ROM&FDコンボドライブ、AC電源の構成で、Solaris 9 x86プラットフォーム版ライセンスが付属して、40万6000円。CPUをXeon 3.06(2次キャッシュ512KB)×2、メモリーを1GBに変更した場合の価格は、70万3000円。Xeon-3.06GHz版の出荷は7月中旬の予定。

同社はまた、米レッドハット社とのグローバルパートナーシップ契約を締結し、同社が『Red Hat Enterprise Linux』のx86版(Red Hat Enterprise Linux AS、Red Hat Enterprise Linux ES、Red Hat Enterprise Linux WSの3製品)の販売とサポートを実施することも発表した。

また、既存製品『Sun LX50』の価格改定では、Pentium III(2次キャッシュ512MB)、512MBのメモリー、36.4GBのHDD(Ultra160 SCSI)、CD-ROM&FDドライブ、AC電源の構成で、Solaris 8 x86版またはSun Linuxが付属する場合、29万8000円となる(旧価格は41万9000円)。

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