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【LinuxWorld Expo/Tokyo 2003レポート Vol.7】Linux携帯は来年頃? TI OMAP対応Linux

2003年05月23日 22時27分更新

文● 編集部

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海外ではすでに米MotorolaがリリースしているLinux携帯電話。日本でも、(株)アックスの『DSPLinux』や、モンタビスタソフトウェアジャパン(株)の『MontaVista Linux』など、米Texas Instrumentの“OMAP”対応Linuxも登場している。日本ではいつ頃登場することになるのだろうか。(株)アックスのブースで聞いてみた。

アックスブースにあった“OMAP”開発プラットフォーム
アックスブースにあった“OMAP”開発キット『Innovator』

同社営業部マネージャーの島貫孝治氏によると、国内でもすでに端末の開発が行なわれているようだが、通信キャリア側でのテストをクリアできていないため、市場に出てくるのは来年頃になるようだ。とはいえ、すでに複数の端末ベンダーが開発を開始しており、大手キャリアでテストも行なわれているようなので、来年の新モデルが登場する頃にはLinux携帯電話が現実のものになるようだ。

アックスのブースではほかにも、4月にリリースされた組み込み機器向けGUI環境『式神 2.1』も展示されていた。『式神 2.1』では、『式神 2.0』からそれほど大きな変更はなく、アプリケーションの操作性向上がはかられた程度だそうだ。

『式神 2.1』が動作するSH-3開発ボード
『式神 2.1』が動作するSH-3開発ボード

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