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シャープ、DVD MULTI搭載A4ノート&“DirectHD”対応モバイルノートなどメビウス夏モデルを発表

2003年05月22日 20時14分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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シャープ(株)は22日、DVD-RAM/R/RWの書き込み書き換えに対応したDVD MULTIドライブ搭載モデルを含むA4ノートパソコン4機種6モデル、“Centrinoモバイル・テクノロジ”搭載モデルを含むB5モバイルノートパソコン2機種3モデルを発表した。価格はすべてオープンプライス。編集部による予想実売価格は、PC-RD1-D3Uが29万円前後、PC-RD1-D3Mが25万円前後、PC-CL1-7DAが19万円前後、PC-CL1-5CAが16万円前後、PC-MC1-3CAが14万円前後、PC-MV1-5CAが20万円前後、PC-MM1-H5Wが18万円前後、PC-MM1-H3Eが25万円前後。

4モデルがDVD MULTIドライブを内蔵した“A4メビウス”

PC-RD1-D3U
『PC-RD1-D3U』

今回発表されたA4ノートパソコンの内訳は、デスクトップ置き換え向けに15インチ液晶ディスプレー(XGA表示)やデスクトップパソコン用Pentium 4-2.80GHz/2.40GHzを採用する『PC-RD1』2モデル、14.1インチ液晶ディスプレー(XGA表示)にモバイルAthlon XP-M-1700+を搭載し、可搬性とパフォーマンスの両立を目指した『PC-CL1』2モデル、12.1インチ液晶ディスプレー(XGA表示)とモバイルAthlon XP-M-1700+を搭載したコストパフォーマンス重視の『PC-MC1』1モデル。このうちRD1/GP10とCL1の上位モデルがDVD MULTIドライブ、そのほかはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブを内蔵している。

PC-RD1-D3U/D3Mは、チップセットに台湾Silicon Integrated Systems(SiS)社のSiS 645DX、グラフィックスアクセラレーターには米エヌビディア社のGeForce4 440 Goを搭載。Pentium 4-2.80GHz搭載の上位モデル(D3U)は、10/100BASE-TX対応Ethernet、56kbpsモデムに加えてIEEE802.11b準拠の無線LAN機能も内蔵する(D3Mは有償アップグレードサービスにより、後から内蔵可能)。HDDはD3Uが80GB、D3Mが60GB、メモリーはD3Uが512MB、D3Mが256MB(いずれもPC2100対応DDR SDRAM、最大768MB)搭載する。

主なインターフェースは、USB 2.0×4/IEEE1394×1/TV出力/アナログRGB/AV入出力、など。拡張スロットは、PCカード(TypeII)/SDメモリーカード/スマートメディア/メモリースティック/CF TypeII。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約1.4時間(JEITA測定法 Ver.1.0準拠の同社調べ)。本体サイズと重量は、幅352×奥行き296×高さ53(最薄部46mm)/約4.6kg。

PC-CL1-7DA
『PC-CL1-7DA』

PC-CL1-7DA/5CA、およびPC-MC1-3CAはキーボードや液晶パネルの周囲をシルバーで統一した新デザインの筺体を採用。専用ケーブルを別のパソコンのUSB端子に接続することで、電源オフの状態でもHDDの内容に直接アクセスできる“DirectHD機能”を搭載する。チップセットは台湾VIA Technologies社のProSavageDDR KN266(グラフィックスアクセラレーター機能内蔵)で、通信機能は10/100BASE-TX対応Ethernetと56kbpsモデムを内蔵する(有償アップグレードサービスにより、無線LAN機能を後から内蔵可能)。HDDは40GB、メモリーはPC2100対応DDR SDRAM 256MB(最大768MB)を搭載する。

主なインターフェースは、USB 2.0×4/アナログRGB/オーディオ入出力、など。拡張スロットは、PCカード(TypeII)。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間はCL1が約1.9時間、MC1が約1.8時間。本体サイズと重量は、CL1が幅310×奥行き262×高さ33.5(最薄部25.2mm)/約2.7kg、MC1は幅281×奥行き262×高さ33.5(最薄部22.2mm)/約2.5kg。

PC-MC1-3CA
『PC-MC1-3CA』

無線LANモデル同士で簡易LAN環境を実現する
『ブロードバンドチェンジャーII』プレインストールの“B5メビウス”

今回発表されたB5モバイルノートパソコンは、すべてIEEE802.11b準拠の無線LAN機能を搭載し、無線LANアクセスポイントがなくてもパソコン2台以上であればファイル共有やメッセージ送受信などの簡易LAN環境を構築できるユーティリティーソフト『ブロードバンドチェンジャーII』をプレインストールするのが特徴。内訳は、Pentium M-1.30GHzとIntel 855GMチップセット、Intel PRO/Wireless 2100を採用した、“インテルCentrinoモバイル・テクノロジ”対応の光メディアドライブ(CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ)内蔵モバイルノート『PC-MV1』1モデル、米トランスメタ(Transmeta)社の省電力CPU TM-5800を搭載した薄型モバイルノート『PC-MM1』2モデル。

PC-MV1-5CA
『PC-MV1-5CA』

PC-MV1-5CAは、チップセット内蔵のグラフィックスアクセラレーター機能を利用し、メモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大768MB)搭載。通信機能は、無線LANに加えて10/100BASE-TX対応Ethernetを内蔵する。HDDは60GB。専用ケーブルを接続することで、別パソコンからHDD内のファイルにアクセスできる“DirectHD機能”をサポートする。

主なインターフェースは、USB 2.0×2/IEEE1394×1/TV出力/アナログRGB/オーディオ入出力、など。拡張スロットは、PCカード(TypeII)。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約4.5時間。本体サイズと重量は、幅282×奥行き239×高さ28.7(最薄部26.4mm)/約1.76kg(ウェイトセーバー装着時)~1.96kg(光ドライブ装着時)。

PC-MM1-H5W
『PC-MM1-H5W』

PC-MM1-H5W/H3Wは、従来のMM1からHDD容量を20GBに増加した上位モデル(H5W)と、HDD容量は従来どおり(15GB)でDirectHD機能と同様にHDD内のファイルを別パソコンから直接アクセスできるクレードルをオプションにして価格を抑えた普及モデル(H3E)という位置づけの製品。

そのほかのスペックには変更なく、バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約3.1時間。本体サイズと重量は、幅251×奥行き206×高さ19.6(最薄部13.7mm)/約0.95kg。

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