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SiSがFSB800MHz版Pentium 4に対応した新チップセット“SiS648FX”を発表

2003年05月21日 23時46分更新

文● 編集部 小板謙次

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台湾SiS(Silicon Integrated Systems社)は、現地時間の21日、FSB800MHz対応のPentium 4をサポートする新チップセットとして“SiS648FX”を発表した。同チップセットはNorthBridgeのSiS648、SouthBridgeのSiS963Lで構成されるチップセットで“SiS648”の上位バージョン。NorthBridgeとSouthBrideは同社独自のデータ転送帯域幅1GB/秒となるMuTIOLプロトコルで結ばれる。メモリはPC2700(DDR333)ほかPC3200(DDR400)をサポート(いずれもun-bufferedタイプでDDR400は2本、DDR333は3本まで)。ただし、デュアルチャネルではなくシングルチャネルのみとなる。ほかAGP8×を、SouthBridgeのSiS963はUltra ATA133/100、Serial ATA、USB2.0、AC'97、PCI×6、10/100BASE-TXなどをサポートしている。

SiS648FXを採用したASUSTeK製『AX45F-8X MAX』

同社リリースでは台湾AOpen社製のマザーボード『AX45F-8X MAX』がSiS648を採用する予定となっているようだが、すでに秋葉原では本日からひと足早く台湾ASUSTeK Computer社製『P4S800』の発売がはじまっている。FSB800に対応した製品としては、すでにインテル社製のチップセットとして“Springdale”こと“i865”を搭載した製品が市場に出回っており、今回のチップの登場でユーザーの選択肢が広がったことになる。

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