アイコム(株)は20日、無線LAN規格として、5.2GHz帯で54MbpsのIEEE 802.11a、2.4GHz帯で11MbpsのIEEE 802.11b、2.4GHz帯で54MbpsのIEEE 802.11gの3種類に対応した無線LANカード『SL-5000XG』を発表した。現在ドラフトのIEEE 802.11gの正式承認後に発売する。価格はオープン。
『SL-5000XG』 |
『SL-5000XG』は、IEEE 802.11a/b/gの3モードの自動切り替えに対応したのが特徴で、セキュリティー機能は、128bitの“OCB AES(Offset CodeBook - Advanced Encryption Standard)”と、152bit/128bit/64bitのWEPのどちらかを選択して利用できる。通信モードはインフラストラクチャー/アドホックモードに対応する。本体サイズは幅121×奥行き54.0×高さ11.4mm、重量は約50g。CardBus対応のPCカードスロット(Type II)に対応する。消費電力は平均400mA。アンテナはダイバーシティーアンテナを搭載する。対応OSは、Windows XP/98 SE/Me/2000。同社の無線LAN対応ブロードバンドルーター『SR-21VoIP』『SR-21BB』に装着すれば、3モードを切り替えられる無線LANブロードバンドルーターとして利用可能で、対応ファームウェアも無償で用意するという。
“ICOM WAVEMASTERホームページ” |
なお、同社は無線LAN製品の情報を提供するサービスサイト“ICOM WAVEMASTERホームページ”を14日に開設した。