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CRLとACCA、“モバイル環境におけるシームレスアクセス技術”を共同研究――検証実験も実施

2003年05月13日 23時25分更新

文● 編集部

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独立行政法人の通信総合研究所(CRL)と(株)アッカ・ネットワークスは12日、“モバイル環境におけるシームレスアクセス技術”に関する共同研究を開始したと発表した。これに伴い、CRLが開発した無線LAN/有線LAN/PHSの自動接続切り替えが行なえるシームレスローミングソフトを利用した実証実験を6月23日から8月8日まで実施する。これに伴い、関東圏から100名のモニターを募集する。

検証実験では、CRLの新世代モバイル研究開発プロジェクトが研究開発を行なってきた“異種無線システム間シームレスアクセス基盤技術(MIRAI:Multimedia Integrated network by Radio Access Innovation)”を基に開発したローミングソフトを利用して、ユーザーの好み(料金優先や速度優先など)やパソコンを利用する環境などに基づいて、有線LAN/無線LAN/PHSを切り替えてネットワーク接続が行なえるユビキタス環境について検証する。

募集するモニターは関東圏から100名。実験協力プロバイダー“OCN”の会員で、ACCAのADSLサービス利用していることが条件となっており、Windows XP搭載ノートパソコンとPHS(カード型など)が必要。メルコ製の無線LANセット(アクセスポイント/無線LANカード)、USBポート用無線LANアダプターは期間中無料で貸し出しを行なう。実験の参加料金は無料(ADSL利用料金とPHS利用料金は別途必要)。応募はウェブサイトで同日付けで開始する。

今後、CRLは基盤技術の実用化と今後の研究へのフィードバックを図るとしており、ACCAは研究を通してユビキタスパッケージを開発するのが目標という。

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