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『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版リリース──次期バージョンは10月頃に登場か?

2003年05月12日 16時46分更新

文● 編集部

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OpenOffice.org日本ユーザー会は『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版を9日にリリースした。

『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版
『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版

『OpenOffice.org 1.0.3』は、OpenOffice.org 1.1系最後のバージョンアップリリースとなる予定のパッケージ。特に新機能の追加は行なわれず、細かなバグフィックスと機能拡張のほか、Linux版ヘルプの日本語化が行なわれている。日本語の禁則処理などはまだ正常に行なわれず、次期バージョン『OpenOffice.org 1.1』から対応する予定。

『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版のヘルプ
『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版のヘルプ

次期バージョン『OpenOffice.org 1.1』は、現在ベータ版が公開されており、PDFファイルへのエクスポートをサポートしたほか、『OpenOffice.org Impress』および『OpenOffice.org Draw』ではMacromedia Flashファイルへのエクスポートをサポートしている。『OpenOffice.org 1.1』はベータ2が16日、正式バージョンが8月8日にリリースされる予定。日本語版は品質テストを行ない、1カ月~2カ月程度遅れて公開される予定。

『OpenOffice.org 1.1』ベータ版
『OpenOffice.org 1.1』ベータ版。PDFへのエクスポート機能や、禁則処理への対応などが行なわれている

OpenOffice.orgプロジェクトは今年から、各国語版『OpenOffice.org』をリリースする前に品質テストを実施している。『OpenOffice.org 1.0.2』日本語版は、品質テスト作業を行なっている間に『OpenOffice.org 1.0.3』が登場したため、リリースは見送られている。

『OpenOffice.org 1.0.3』日本語版は、現在のところWindows版とLinux版のバイナリが提供されている。今後、OpenOffice.org日本ユーザー会はインストール後にフォントの置換などの設定を自動的に行なう『日本語版導入プログラム』をリリースリリースする予定だ。

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