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ジャパンネット銀行、システム障害で取引を停止――夕方には復旧

2003年05月09日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)ジャパンネット銀行は9日、障害により停止していた取引が16時38分に復旧したことを発表した。同社のサービスは、8日の18時14分から取引を停止しており、当初、9日の11時に復旧見込みとしていたが、15時までに復旧できない可能性があるとホームページ上で告知していた。同社では、10万円までの引き出しについては親会社の三井住友銀行の本支店の窓口でキャッシュカードの提示で引き出せるようにし、それを超える金額については本店で対応していた。今回の障害の原因については、データベース管理サーバーの障害で、原因の調査を継続しているという。

同社では、4月28日と30日にもアクセスが集中したことで、正常なサービスが利用できなくなっており、4月29日に機器の増強などの緊急対応を、5月6日には根本的な対応を実施したと発表している。

銀行のシステム障害としては、2002年4月のみづほ銀行/みづほコーポレート銀行の例が問題になったが、インターネット専業銀行であるジャパンネット銀行の場合、複数の銀行の合併による影響ではなく、システム設計の問題またはハード/ソフトの障害と思われるが、4月末に続いての今回の障害によるサービス停止は、システム障害時のバックアップ体制が不十分であると指摘されても仕方ないのではないだろうか。インターネットでいつでもサービスを利用できるのがメリットのネット銀行、どのような場合でも安心して利用できる体制をとってほしいというのがユーザーの思いだろう。

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