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マイクロソフト、Windows CE .NET 4.2の価格体系を変更――開発者向け無償配布ライセンスも

2003年05月08日 13時52分更新

文● 編集部

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マイクロソフト(株)は8日、米マイクロソフト社の現地時間の6日付けの発表として、組み込み用OSである『Windows CE .NET バージョン4.2』の新価格体系と新配布ライセンスを発表した。これは米国のニューオーリンズで開催されている“Windows Hardware Engineering Conference”(WinHEC)において、米マイクロソフトの会長兼チーフソフトウェアアーキテクトのビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が発表したもので、新たにWindows CE .NET 4.2ライセンスの低価格版として“Windows CE .NET 4.2 コアライセンス”を3ドル(予想価格/約350円)で販売する予定であることも発表した。追加機能を利用するための“Windows CE .NET 4.2 Professionalライセンス”も提供する。

Windows CE .NET 4.2は、Internet Explorer 6.0、Windows Media 9シリーズのコーデックなどに対応したのが特徴。OSのコンポーネントとOS構築用統合開発ツール『Platform Builder』の組み合わせで提供する。『Platform Builder』の価格は995ドル(約11万6000円)。Windows CE .NET 4.2の日本国内でのライセンス販売は6月1日に開始する予定。

併せて、開発者や機器メーカーが非商用の目的でWindows CEデバイスイメージを共有できるWindows CE .NET 4.2の新無償配布ライセンスを発表した。非商用配布ライセンスは、無償ダウンロードで提供する設計&テストツール『Windows CE .NET 4.2エミュレーション エディション』と評価キット『120日間期間限定評価キット』に含まれる。同社はシェアードソースプログラムとして、200万行を超える行数のWindows CE .NET 4.2ソースコードを公開しており、開発者は非商用目的でソースコードの参照や改変が行なえる。

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