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NECインフロンティアとエムコマース、指紋認証付きICカードリーダー/ライターを開発

2003年05月07日 21時32分更新

文● 編集部

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エヌイーシーインフロンティア(株)とエムコマース(株)は7日、夏に導入予定の住民基本台帳カードの仕様“ISO/IEC14443タイプA”に対応した指紋認証付き非接触型ICカードリーダー/ライターを共同開発したと発表した。7月に製品化を予定しており、両社によるOEM供給や、両社の販売網を利用して販売する。

利用イメージ
指紋認証付きICカードリーダー/ライター

指紋認証付きICカードリーダー/ライターは、あらかじめICカードに利用者の指紋データを登録しておき、認証の際に、ICカードをICカードリーダー/ライターにかざし、指を指紋ユニットに置くことで双方のデータを照合するもの。共同開発では、ICカードリーダー/ライター部分全般と指紋認証部分のハードウェア設計をNECインフロンティアが担当し、指紋認証ソフトウェアをエムコマースが担当した。製造はNECインフロンティアが行なう。対応するICカードは“ISO/IEC14443タイプB”で、動作周波数は13.56MHz。指紋照合の方式はトラステッド型特徴点抽出照合方式を採用する。ホストとのインターフェースはUSB(バスパワー対応)。本体サイズは幅100×奥行き124×高さ104.5mm、重量は約350g。

両社は、特に高いセキュリティーが求められる、官公庁や地方自治体などのシステムを構築する企業を中心に販売するとしている。

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