15インチTFT液晶ディスプレイ一体型PC「Prime Accrete」 |
DOS/Vパラダイスが取扱うショップブランドPC「Prime」シリーズに15インチTFT液晶ディスプレイ一体型「Prime Accrete」が登場した。そのスリムな形状とは裏腹に通常のデスクトップタイプ同様のSocket 478CPU、メモリ、3.5インチHDDを使用できるのが特徴だ。
スリムな形状とは裏腹に仕様パーツには通常のデスクトップタイプのパーツを使用している | スリムタイプのCD-ROM(24倍速)とおなじくスリムタイプのFDDを標準で搭載 |
DOS/Vパラダイスによるとこの製品は元々ClevoというメーカーのPCベアボーンキット「L285S」にあたる製品との事で、同店ではCPU、メモリ、HDDなどの組み込み済みのPCのほかにそれらを搭載しないベアボーンキットとしての販売も行っている。液晶ディスプレイ一体型PCとしては各大手メーカーからいくつか発売されているが、デスクトップタイプのパーツが流用可能なベアボーンキットとしての販売はめずらしいだろう。
TypeII×2、もしくはTypeIII×1に対応したPCカードスロットも装備 | 液晶ディスプレイの背面にFSB 533MHz対応の“SiS M650+SiS962”搭載マザーがある | |
構造上、AGPやPCIスロットは搭載していないがオンボードインターフェイスは豊富 | HDDは液晶下の台座の部分に収容するようになっている |
マザーボードは液晶ディスプレイの背面に収まっており、チップセットはFSB 533MHz(Pentium 4-2.8GHzまで)対応の“SiS M650+SiS962”。スリムタイプのCD-ROM(24倍速)と同じくスリムタイプのFDDを標準で搭載している。メモリはPC2700(DDR333)まで対応しDIMMスロットは2本、最大メモリ容量は1GB。スペースの問題からAGP/PCIスロットは搭載していないがオンボードインターフェイスは豊富で、VGA、サウンド、10/100イーサネット、IEEE1394、USB2.0、モデムなどを装備している。さらにTypeII×2、もしくはTypeIII×1に対応したPCカードスロットも装備と機能的には十分といえるだろう。なおHDDは液晶下の台座の部分に収容するようになっている。
完成済みのモデルも15インチTFT液晶ディスプレイがついたPCとしては安い部類に入るだろう |
PCベアボーンキットとしての販売価格は8万2800円となっているほか、Celeron-1.7GHz搭載でメモリPC2100 DDR128MB、HDD 20GBという構成にキーボード、マウスが付属して9万9800円と15インチTFT液晶ディスプレイ付きのPCとしては魅力的な価格のモデルも用意されている。
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