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三菱重工の家庭用ロボット『wakamaru』は『MontaVista Linux』を採用

2003年05月02日 23時58分更新

文● 編集部

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米MontaVista Softwareは、三菱重工業(株)(以下、三菱重工)が2月に発表した家庭用ロボット『wakamaru』のOSに『MontaVista Linux Professional Edition』が採用されていることを明らかにした。

『wakamaru』三菱重工の家庭用ロボット『wakamaru』。2004年に発売予定で、価格は約100万円。

『wakamaru』は、本体にIEEE802.11b準拠の無線LAN機能を内蔵し、留守番、見守り、異常時の通報、健康管理の4つの機能を持つ家庭用ロボット。CPUはARMプロセッサを7基搭載している。高齢者や健康に不安を持つ人々をターゲットに、2004年中に国内市場向けに約100万円で発売される予定。身長1m、体重30kgで、車輪で動き、内蔵バッテリーでおよそ2時間の連続稼働が可能。バッテリーが不足すると自分で充電ステーションに移動し、充電を開始する機能もある。

モンタビスタソフトウェアジャパン(株)のプレスリリースによると、三菱重工が『wakamaru』に『MontaVista Linux Professional Edition』を採用した理由として、人との親和性を持たせるためのプログラミングに専念し、ネットワーク機能などのプログラミングを省略すること、また、1日24時間稼働させるため、堅牢なOSが必要であったことなどが挙げられている。

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