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Intel製未発表チップセット“Springdale”こと“i865PE”搭載マザーボードの販売が突如スタート!!

2003年04月28日 00時00分更新

文● 増田

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「865PE Neo2-LS」パッケージ
「865PE Neo2-LS」

 なんと本日秋葉原にてIntel製未発表チップセット“i865PE”(コードネーム“Springdale”)搭載マザーボードの販売が突如スタートした。販売されているのはEPoX「EP-4PDA2+」とMSI「865PE Neo2-LS」の2製品。当然未発表チップセットのためフライング販売ということになる。



在庫はともに2枚 Springdaleと書かれている
在庫はともに2枚づつ、価格はEP-4PDA2+が1万9280円、865PE Neo2-LSが1万6800円となっているコードネーム“Springdale”こと“i865PE”搭載マザーボードの販売が突如スタート

 28日夕方の時点で販売を確認したのはサトームセンパソコン館 PC islandで在庫はともに2枚。価格はEP-4PDA2+が1万9280円、865PE Neo2-LSが1万6800円となっている。先日発売された“Canterwood”こと“i875P”搭載マザーボードの場合は今回のようなフライング販売はなく、当然“i865PE”搭載製品も5月中旬と噂される発表まで発売はないと思われていただけにかなり驚きだ。ただ“i865PE”搭載マザーボードは“i875P”搭載製品と比べメーカーの生産がかなり順調のようで、すでに複数メーカーの製品が秋葉原のショップに入荷しているという話もある。またマザーボードを取り扱う各代理店も実際にショップには入荷していないもののすでに在庫があるという。いつでも複数メーカーの製品が販売を開始できる状態のようだ。

 “i865PE”の詳細についてはIntelの正式発表を待たねばならないが、すでに発売されているハイエンド向けの“i875P”の廉価版と考えてよさそうだ。現在、巷で言われる“i875P”との主な違いは“PAT(Performance Acceleration Technology)”をサポートしない点と対応メモリにECCタイプが含まれない点の2つと思われる。そのほかFSB800MHzやデュアルチャネルDDRをサポート、PC3200(DDR400)DDR SDRAMに対応するところなどは “i875P”と同じようだ。なお来月の発表時には別にVGA機能を搭載した“i865G(Springdale-G)”やさらに廉価版となる“i865P”なども同時に発表されると思われる。



EPoXラインナップ EP-4PDA2+のパッケージ 865PE Neo2-LSの仕様
EP-4PDA2+は同社ラインナップの中では最上位モデルのようだEP-4PDA2+のパッケージ865PE Neo2-LSの仕様の書かれたシール

 さて実際に入荷された両製品を見てみるとパッケージやポップからEP-4PDA2+と865PE Neo2-LSどちらもチップセットが“i865PE”で拡張スロットがAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4(最大4GBまで搭載可能)と基本的な構成は同じようだ。ただし865PE Neo2-LSがオンボードインターフェイスにサウンドと10/100Base対応イーサネット機能しか搭載しないエントリーモデルなのに対してEP-4PDA2+は同社ラインナップの中では最上位モデルのようだ。そのEP-4PDA2+のオンボードインターフェイスはIDE RAID機能のほかSerial ATA RAID機能、ギガビットイーサネット機能、IEEE1394、サウンド機能とかなり豊富だ。

 今回の販売を機に他のショップも販売に踏み切るかどうかは今のところ不明だが、現時点では代理店やIntelからの販売許可がおりなければ難しそうだ。ただ前述のようにすでに販売体制はある程度整っていることから、若干発売の日取りが前倒しになる可能性はあるようだ。秋葉原のショップの間では「今回ばかりはフライング販売は行なわれない」という見方が強かったが、やはりそこは秋葉原。今回もまた驚かせられることになった。

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