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Jストリーム、Windows Media 9シリーズを利用した5.1ch対応広帯域ライブ中継サービスを発表

2003年04月21日 18時59分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)Jストリームは21日、Microsoft Windows Media 9シリーズを利用した5.1chサラウンドオーディオ対応のストリーミング中継サービス“5.1ch対応広帯域ライブ中継サービス”の営業を22日に開始すると発表した。実際のサービス提供時期は6月中旬以降になるという。

同社は、マイクロソフト(株)および日本ヒューレット・パッカード(株)と技術協力を行ない、Windows Media 9シリーズによる5.1ch対応高精細動画ライブ配信サービスを開発、今月16日に東日本電信電話(株)とインテル(株)を加えた5社でライブ中継を実施した。“5.1ch対応広帯域ライブ中継サービス”は、上記各社のソフトウェア、ハードウェア、通信回線などを用いて商用サービスとして提供するもので、コンサートやイベント、発表会などを高品質なストリーミングでライブ中継することを想定している。

サービス概要図
サービス概要図

同サービスでは、Windows Media 9シリーズのテクノロジーをベースに、DVDクオリティー相当の映像と5.1chサウンドをリアルタイムにエンコーディングし、1~3Mbpsの広帯域で配信する。ライブ中継における映像/音声の収録やミキシングと同時進行でのライブエンコーディングとライブ会場からデータセンターへのデータ転送、およびネットワーク配信に対応している。

配信帯域は映像+音声の場合1~3Mbps、音声のみの場合128~384kbps。配信時間は6時間まで。サービスの料金例は、3Mbpsの帯域で100人に4時間のライブ映像/音声中継を行なった場合で466万円、128kbpsの帯域で200人に4時間のライブ音声中継を行なった場合で57万絵(いずれも別途回線/工事費が発生)。また、オプションとして5.1ch音声ミキシングサービスや映像撮影サービスも用意されている。

なお同社は、HD(High Definition)対応ビデオキャプチャーボードなどのハードウェア環境が整い次第、同サービスを“6MbpsによるHD+5.1ch”対応サービスへとアップグレードするとしている。

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