インテル(株)は21日、組み込み機器や通信機器向けのPentium Mプロセッサーとして、『インテル Pentium M プロセッサ 1.60GHz』と『低電圧版 インテル Pentium M プロセッサ 1.10GHz』の2製品の出荷を開始したと発表した。価格は、1万個受注時の単価で、『インテル Pentium M プロセッサ 1.60GHz』が7万5000円 、『低電圧版 インテル Pentium M プロセッサ 1.10GHz』が3万840円。
組み込み用Pentium M |
『インテル Pentium M プロセッサ 1.60GHz』は、コアクロック周波数が1.60GHzで、外部バスの周波数は400MHz。“拡張版Intel SpeedStep テクノロジ”を搭載しており、動作電圧は1.484Vで、熱設計の仕様は24.5W。1MBの2次キャッシュメモリー(ATC:Advanced Transfer Cache)を搭載し、拡張命令として“Streaming SIMD Extensions 2”をサポートする。製造プロセスは0.13μm。パッケージは478ピンのμFC-PGAまたは479ピンのμFC-BGAを採用する。『低電圧版 インテル Pentium M プロセッサ 1.10GHz』は、コアクロック周波数が1.10GHzで、動作電圧を1.180Vに低減した製品。熱設計の仕様は12W。パッケージは479ピンμFC-BGAで供給する。
同社では、組み込み用途では、産業用機械や産業用シングルボードコンピューター、プリンター、コピー機などに利用できるとしており、通信用途では、ネットワークプロセッサーやコントロールプロセッサーに利用できるとしている。