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キヤノン、シリーズ最小最軽量のデジタルカメラ『IXY DIGITAL 30』を発売

2003年05月07日 13時03分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は7日、『IXY DIGITAL 320』の後継機種で“IXY DIGITALシリーズ”中で最小最軽量となる、光学2倍ズームレンズ搭載の320万画素デジタルカメラ『IXY DIGITAL 30』を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は4万5000円前後。なお、同時に昇華型のポータブルプリンター『CP-300』『CP-200』も発表された。CP-300/200の詳細は、こちらのニュースをご確認いただきたい。

『IXY DIGITAL 30』
『IXY DIGITAL 30』

IXY DIGITAL 30は、基板面積の縮小(IXY DIGITAL 320の約81%)や新開発の小型レンズ、リチウムイオン電池パック(体積と重量は従来比約76%、容量は約94%)などにより、厚みがIXY DIGITAL320より2.8mm小さく、重量は15g少ない165g(本体のみ)を実現。記録媒体には、キヤノンで初めてSDメモリーカードを採用する。

背面
背面の操作部はシンプル。右上は、再生とオート/マニュアル/動画の撮影3モードの切り替えダイヤル。液晶ディスプレー右下のFUNCボタンは、よく使う機能(ホワイトバランス/露出補正/ISO感度など)を割り当てて手早く呼び出すことができる

撮像画素は1/2.7インチ有効320万画素CCD、レンズは光学2倍ズーム(35mmフィルムカメラ換算時:35~70mm相当、F2.8~3.9)、キヤノン独自の映像エンジン“DIGIC”を搭載。焦点距離や撮影画像の輝度などに応じて露出やホワイトバランスを自動的に最適化する“iSAPSテクノロジー(intelligent Scene Analysis based on Photographic Space)”、9点測距AiAFと中央1点AFなど、主な撮影機能はIXY DIGITAL 320を継承する。記録画素数は最大2048×1536ドットで、撮影時の情報を記録して印刷時の色再現性を高めるExif 2.2をサポートする。最短撮影距離は10cm(マクロ、ワイド端)、連続撮影は毎秒約2.2枚(連続12枚)。動画撮影は最大VGAサイズ/毎秒15フレームで連続30秒、QVGAサイズ/毎秒15フレームで連続180秒(音声付、MotionJPEG圧縮のAVI形式)。本体にマイクとスピーカーを内蔵し、最長60秒のボイスメモ機能も搭載する。

外観は、IXY DIGITAL 320よりも明るく白っぽいイメージの“プラチナホワイト・フィニッシュ仕上げ”を採用。これはステンレス素材を化学変化させ、素材自身の発色や輝度を上げたものだという(塗装やコーティングによるものではない)。

本体サイズと重量は、幅85.0×奥行き23.9×高さ56.0mm/約165g(本体のみ)、約189g(装備時)。インターフェースは、USB 1.1とAV出力端子を装備。キヤノンの対応プリンターにUSBケーブルで直接接続して、パソコンなしに印刷できる“カメラダイレクト機能”にも対応する。バッテリーでの撮影可能枚数は、約180枚(液晶ディスプレーオン)/約480枚(同オフ)。

ウォータープルーフケース
ウォータープルーフケース『WP-DC10』

新規オプションとして、アルミケース『IXC-1500J』(全IXY DIGITALシリーズ対応、5000円)、水深40mで利用可能なウォータープルーフケース『WP-DC10』(IXY DIGITAL 30専用、1万9800円)などが用意されている。

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