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DigiOnAuthor2 for DVD/neoDVDplus 4.0/DVD MovieWriter 2.0

DigiOnAuthor2 for DVD/neoDVDplus 4.0/DVD MovieWriter 2.0

2003年04月17日 09時44分更新

文● 望月 安吾

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DVD+VRに対応し、CFカットが簡単な
――Ulead DVD MovieWriter 2

MovieWriter 2
画面12 「MovieWriter 2」の起動画面。ここから、「プロジェクトの作成」(画面13~)、「ディスクを再編集」(DVD-Video、DVD+VRメディアの読み込み)、「ディスクに直接記録」、「ディスクコピーとイメージの書き込み」を選択し、ウィザード形式で作業を進めていく。
プロジェクトを作成
画面13 「プロジェクトを作成」では、メニューに取り込むビデオクリップやスライドショー用の静止画像を指定する。

 ユーリードシステムズは、「MovieWriter 2」を12月13日に発売した。前バージョンVer.1.5との大きな違いは、DVD+VRに対応し、キャプチャしながらDVD+RWメディアの直接書き込みや直接編集ができるようになったことだ。また、ビデオ編集機能が強化されCFカットが可能になり、ランタイムのDVDプレーヤの書き込みやオーディオ出力としてMPEG-1 Audio Layer2とLPCMに加えてDolby-Digitalにも対応(ただし後日有償での対応)したことなどが挙げられる。ユーザーインターフェイスも一新し、価格も前バージョンの2万4800円に対して9800円と大幅に安くなり、かなり購入しやすくなっている。



ビデオを編集 カスタマイズ
画面14 画面13から「ビデオを編集」をクリックしたところ。マークイン点とマークアウト点を複数箇所指定することにより、CFカットを行うことができる。画面15 画面13から「次へ」をクリックすると、メニュー画面の編集画面となる。「テンプレート」から大まかなデザインを選択し、「カスタマイズ」でボタンのレイアウトを変更する。

 MovieWriter2は、ソフトそのものが一種のウィザードとして作業を進めていくやり方を取っている。起動すると、まず画面12が表示される。「新規プロジェクトの作成」では、ビデオのキャプチャ/もしくは動画ファイル/スライドショーの読み込み、メニューの設定、プレビュー、メディアへの書き込みという一連のオーサリング作業を行っていく(画面13~16)。操作感も、今回試用したなかで一番くせが少なく分かりやすく感じた。

 出力時のエンコード形式はプロジェクト全体での指定となるが、ソースファイルのエンコード形式がプロジェクトでの指定と一致する場合は、オーサリング時に再エンコードを行わない。一般にソフトウェアエンコードは結構な時間を要するものだが、ビデオキャプチャ時にあらかじめエンコード形式をマッチさせておけば、オーサリング作業に要する時間は、ほとんどDVDへの書き込みだけとなり、2.4倍速のDVD+RWや4/2倍速のDVD-R/RWといった最近の高速ドライブの恩恵をフルに得ることができる。

出力オプション
画面16 ディスクへの書き込み時には、出力オプションで、DVD再生ソフトも一緒に焼き込むことができる。

 また、特筆したいのは、MovieWriter2のみがメニュー画面のない単純なDVDを作成できる点だ(DigiOnAuthor2やneoDVDplusではこちらが望まなくてもメニュー作成が強要される)。また、映像から任意の場所をカットできる機能もMovieWriter2だけのものだ。

 凝ったメニューはいらないから、とにかく単純にビデオ映像をDVDメディアに保存できればいいという人、あるいはTVチューナーカードなどを使って、TV番組を毎週録画して、CFカットなどを行い、割と高い頻度でDVDに記録していきたいという人にとってMovierWriter2はかなりお勧めのソフトといえるだろう。

Ulead DVD MovieWriter 2の主なスペック
製品名 Ulead DVD MovieWriter 2
キャプチャ方式 DVキャプチャ/ビデオキャプチャ(キャプチャデバイスはVideo for Windows/WDM準拠のもの)
入力ビデオフォーマット MPGE-1、MPEG-2、AVI、QuickTime、DVD-VR、DVD+VR
入力オーディオフォーマット MPA、WAV、MP3
入力静止画フォーマット BMP、GIF、JPG、JP2、JPC、PNG、TGA、TIF
出力フォーマット DVD-Video/DVD+VR/SVCD
ビデオエンコード形式 CBR/VBR
オーディオエンコード形式 LPCM/MP2/Dolby-Digital(有償アップグレード)
対応OS Windows 98 SE/Me/2000/XP
価格 9800円(単体)、6800円(アップグレード版)、5800円(アカデミック版)

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