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サン電子、モデム通信&データ転送対応の『U-Cable typeD2-V』とPHS通信カード専用アクセスポイント『Slipper L』を発売

2003年04月14日 21時48分更新

文● 編集部

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サン電子(株)は14日、モデム通信とデータ転送の2つのモードを利用できる携帯電話用USBデータ通信ケーブル『U-Cable typeD2-V』(DS96L-V)と、モバイルデータ通信カード専用マルチアクセスポイント『Slipper L』(VS-70S)の2製品を発売すると発表した。価格は、『U-Cable typeD2-V』が6800円で、『Slipper L』が1万9800円。25日に発売する。

U-Cable typeD2-V
『U-Cable typeD2-V』。左がDS96L-V、右がDS96L-V(P)

『U-Cable typeD2-V』は、インターネット接続などに利用できる“モデム通信機能”と、携帯電話のメモリー編集ソフトや画像転送ソフトで利用できる“データ転送機能”を搭載したUSB通信ケーブル。本体背面にモデム機能とデータ転送機能を切り替えるスイッチを搭載する。モデム通信機能は9600bpsに対応しており、制御コマンドはATコマンド準拠。インターフェースはUSB 1.1。電源はUSB供給で、消費電力は最大500mW。本体サイズは幅60×奥行き33×高さ13.5mm、重量は約40g。ケーブル長は500mm。本体カラーはブラックで、“ピーチピンク”のDS96L-V(P)もラインアップする。

製品パッケージ
『U-Cable typeD2-V』の製品パッケージ。ピーチピンクは女性を意識したデザインとなっている

対応機種はPC/AT互換機、Macintosh。対応OSは、Windows XP/Me/98/2000、Mac OS 9.2~8.5で、USBドライバーソフトが付属する。携帯電話機は、16芯コネクターのNTTドコモ、J-フォン、ツーカーに対応する。動作確認済み携帯電話メモリー編集ソフトについては、同社のホームページに掲載する。

『Slipper L』
『Slipper L』

『Slipper L』は、カード型PHSなどのデータ通信カードを装着してアクセスポイントとして利用できるようにするアダプター。DHCPクライアント機能を搭載しており、リモートアクセス機能や、ダイアルアップ機能を利用できる。リモートアクセス機能では、社外から社内LANへPHSによるダイアルアップアクセスが可能。ユーザー認証はPAPに対応しており、クライアントの電話番号を登録し、発信者番号一致の認証も行なえ、16ユーザーまで登録できる。Windowsのコールバックプロトコルにも対応しており、ユーザーごとのコールバック許可も設定できる。ダイアルアップ機能では、イベント会場や工事現場の仮設LANなどからPHS経由でインターネットに接続するといった利用が可能。アダプターにアクセスがあった場合だけダイアルアップ接続を行ない、一定時間アクセスがなければ切断する“On Demand(オンデマンド)”通信も設定できる。各種設定はウェブブラウザーで行なえる。

インターフェースは、PCカードスロットと10BASE-Tポートを装備する。本体サイズは幅72×奥行き157.5×高さ36.5mm、重量は約140g。電源はDC7Vで、専用ACアダプターが付属する。対応データ通信カードは、NTTドコモのP-in、P-in m@ster(PCアダプターS6002が必要)、P-in Free 1S、FOMA P2401、DDIポケットのAH-H402P/H401C/AH-G10、AH-N401C、MC-P300、CH-S201P/TD、RH2000P。長さが2mのLANケーブルが同梱される。

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