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NEC、ストリーミングコンテンツ配信/管理ソフト“StreamPro”をMPEG-4のASP対応に――省スペースサーバーも発売

2003年04月09日 00時00分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は9日、ストリーミングコンテンツの配信と管理を行なうソフト“StreamPro(ストリームプロ)”において、ビデオ圧縮規格“MPEG-4”のAdvanced Simple Profile(ASP)対応や、ライブサービス対応などの強化を行ない、同日付けで販売を開始したと発表した。併せて、従来モデルの約3分の1のサイズに小型化し、コンテンツ配信性能を約2倍に上げたストリーミングコンテンツ配信サーバー『Express5800/InternetStreamingServer LS(ライトサーバ)』の販売も開始した。

『Express5800/InternetStreamingServer LS』『Express5800/InternetStreamingServer LS』

“StreamPro”の強化では、コンテンツ配信ソフト『StreamPro/Streaming-MPEG』をMPEG-4のASP対応としたほか、Simple Profile(SP)ではリアルタイムエンコードによるライブサービスにも対応。著作権保護ソフト『StreamPro/DRM』もASP対応とSP対応にした。これには同社のマルチメディア研究所で開発したコーデック技術(符号化制御/プレフィルタ処理/ポストフィルタ処理)を採用したという。また、コンテンツ統合管理ソフト『StreamPro/ManagementSystem』では、Windows Media Player 9 SeriesやRealOne Playerに対応した。さらに、ストリーミングの活用提案からシステムの構築や運用などを総合的にサポートするプロフェッショナルサポートサービス“StreamPro/ProfessionalSupport”をメニュー化して提供するという。

同時に発表した『Express5800/InternetStreamingServer LS』は、CPUやHDDの性能向上などにより、コンテンツ配信性能を従来モデルの約2倍に向上。クライアント端末が50~100台規模のシステム環境でDVDレベル(1Mbps)の動画配信が可能となったとしている。Pentium 4-2.40BGHz、512MBのメモリー(ECC対応)、80GBのHDD(Ultra ATA/100)、PCI対応のビデオキャプチャーカードを搭載し、インターフェースは、10/100/1000BASE-T×1、USB×2などを装備する。本体サイズは幅87×奥行365×高さ304mm、重量は8.7kg。OSはWindows 2000 Serverで、アプリケーションソフトとして『StreamPro/StreamingServer-WMT Plus』と『ESMPRO/ServerManager,ESMPRO/ServerAgent』が付属する。

価格は『StreamPro/Streaming-MPEG Ver3.1』が24万円から、『StreamPro/ManagementSystem Ver3.2』が150万円から、“StreamPro/ProfessionalSupport”が10万円から。『Express5800/InternetStreamingServer LS』の価格は59万8000円からで、5月22日に出荷を開始する。同社では今後3年間で300ユーザーへの提供を見込んでいるという。

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