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NTTドコモが携帯電話“505iシリーズ”を発表――「携帯電話は高機能な世界へ。これが今の現実だ」

2003年04月08日 20時54分更新

文● 編集部

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ドコモ夏野氏
記者発表会でプレゼンテーターとして登場したiモード事業部部長の夏野剛氏

(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは8日、iモード対応携帯電話機“ムーバ505iシリーズ”の6機種、『D505i』『F505i』『N505i』『P505i』『SH505i』『SO505i』を発表した。ここでは、都内で開催された記者発表会より、iモード事業部部長の夏野剛氏のプレゼンテーションを紹介する。





高機能な世界へ。これが今の現実だ

505iシリーズは、6機種とも静止画/動画の撮影に対応したデジタルカメラを内蔵し、『F505i』『SH505i』『SO505i』3機種のカメラは有効画素数が100万画素以上になる。特に『SO505i』のカメラは130万画素で、ローエンドのデジタルカメラ並みの有効画素数約になった。

そのほか505iシリーズは、ウェブアニメーションソフト『Macromedia Flash』の対応や、iアプリの性能強化、赤外線リモコン機能の標準搭載、外部メモリースロットの標準搭載など、特にマルチメディア関連の機能が強化された。また機種固有の機能として、『F505i』は指紋認証の機能を搭載するという。夏野氏は、iモード対応携帯電話が高機能化する必然性について、以下のように語った。

「iモードの歴史はまだ4年しかない。しかしこの4年間に、皆さんのライフスタイルは、一気に変わってしまった。渋谷の街中や電車の中を見ると、若者が携帯電話でメールを読んだり、ゲームをやったりしているのをよく見かける。そういうことをやるのが、普通になってしまった。これがこの4年間の歴史だと思う」

「また、iアプリが出たことによって、iモードはもう一段進化した。現在市場に出ているiモード対応携帯電話の3700万台のうち、1717万台がiアプリに対応している。つまり、45パーセントのユーザーが携帯電話でソフトをダウンロードしている。高機能な世界に動いている。これが今の現実だ」



携帯電話は使い捨てカメラの替わりになる

夏野氏と加藤あいさん
同社のCMキャラクターのひとり、加藤あいさんも登場した。「とにかく、画像がきれいですね」(加藤さん)

また、記者団に「(夏野氏自身)高性能の内蔵カメラをどう使おうと思っているか」と尋ねられ、「10万画素、30万画素というレベルだと、デジタルカメラの代わりに携帯電話のカメラ使うというのは現実的でなかった。例えば相手に写真を送ることを前提に撮影する場合や、ボブ・サップが歩いていたとか目の前で起きた物珍しいことを撮影したい場合には使えるだろうが。これが130万画素になると、例えばスキー場行ってカメラを忘れた場合とか、デートにカメラを忘れた場合とか、使い捨てカメラが使われるようなタイミングで携帯電話のカメラが使える」と答えた。

発売時期や価格について夏野氏は、「確実な発売時期は別途お伝えするが、これから3ヵ月以内に順次発売する予定だ。ユーザーサイドの価格は市場に任せた形になるが、今までの携帯電話と変わらない水準になるだろう」とした。



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