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ACアダプタで動作するPentium 4ベアボーンがFreetechから

2003年04月08日 21時23分更新

文● 水野

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GT-168A 本体前面

 Freetechから、Pentium 4ベアボーン「GT-168A」が発売された。295(W)×260(D)×63(H)mmというMini-ITXマザー用の小型ケースを採用し、同社製“i845GV”マザー「P8F153GV」を収めた製品だ



内部 クーラー付属
内部。小型のケースにPentium 4マザーを押し込んでいる銅製ヒートシンクのCPUクーラーが付属

 ベイ数はスリムタイプCD-ROMベイ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×1。特徴は電源をACアダプタとしていることで、“Eden”ベアボーンではよく見られる形式だがPentium 4ではおそらく初。電源容量は110Wとなっており、“Eden”とは違い電力消費の大きいPentium 4だけに高クロックではやや厳しくなるかもしれない。
 またもう1つ不安なのがCPUの発熱対策。付属のCPUクーラーは銅製ヒートシンクとはいえさすがに小型。また本体背面に6cm角15mm厚というケースのサイズから言えば精一杯大型の排気ファンを装備しているが、ケース内のスペースの狭さからしてある程度熱がこもってしまうのは避けられないと思われる。



電源変換基板 ACアダプタ
ACアダプタに繋がる電源変換基板。ここに排気ファンが設けられているため、PCIスロットきあるが使用はできないと思われるACアダプタ。大柄で容量110Wを確保しているがPentium 4では依然として厳しいかも

 以上のように高クロックCPUの使用にはやや不安があるとはいえ、Pentium 4のパワーをMini-ITX用のコンパクトなケースに詰め込んだという意味においては興味深い製品といえよう。価格はコムサテライト3号店でスリムタイプCD-ROM付きが4万5780円、CD-ROMなしが3万8780円。またケース単体でも販売され、こちらは1万9780円となっている。



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