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VISAとNTTドコモ、携帯電話の赤外線通信を利用したクレジットカード決済の商用化試行で同意

2003年04月07日 20時31分更新

文● 編集部

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ビザ・インターナショナル(Visa)と日本信販(株)、イオンクレジットサービス(株)、(株)オーエムシーカードの3社と、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは7日、NTTドコモのiモード対応携帯電話機“504i/504iS”シリーズの赤外線通信機能を利用して、店舗で携帯電話を利用したクレジットカード決済の商用化試行を実施することで合意したと発表した。Visaと日本信販が6月に東京で商用化試行を開始し、2004年春にはほかのカード会社を含め、商用サービスとする予定。

試行は、クレジットカードデータをiアプリにダウンロードし、店頭でiアプリによりクレジットカード決済を行なうもので、2つのフェーズに分けて実施する。第1フェーズは日本信販を中心とした技術検証、第2フェーズはイオンクレジット、OMCカードも参加する商用化の検証になる予定。第1フェーズでは、日本信販のVisaカード会員からの3000人のモニター参加者に対して、加盟店に赤外線受光機を500台配布して実験を実施する。秋からの第2フェーズでは、広く利用者を募集し、商用サービスに近い形でさまざまな種類の店舗で利用できるようにする。

試行では、Visaが技術とマーケティングの両面で支援し、“Visa近接通信支払用金融情報仕様”に準拠した日本での赤外線決済仕様を策定するとともに、世界的な互換性を持たせて商用化を進める。NTTドコモは日本信販などのカード会社に対し、赤外線通信機能とiアプリなどの技術支援を行なう。

これにより、クレジットカード決済を手軽に利用できるようにして、若年層のクレジットカード利用の推進や、低額商品のクレジットカード決済の推進を目指すとしている。

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