(株)日本総合研究所、SAPジャパン(株)、(株)ジャストシステムの3社は2日、CRM(Customer Relationship Management)分野で協業すると発表した。協業の第1弾として顧客参画型の研究会“CRM研究会”を発足し、販売会社や流通、小売企業の企画部門や、営業/サービス/マーケティング部門の管理者などがCRMを導入する際のアクションプランの作成を支援する。今後は、ソリューションメニューの開発やマーケティング活動なども行なう。
“CRM研究会”は、7月から第1期研究会を有料で開催する。内容は、日本総研、SAP、ジャストシステムによる業務改革やシステム導入事例の紹介や、参加企業による社内活動現状認識と課題点の把握、学識者による基調講演などで、コンサルティング活動や社内勉強会の開催、社員を対象とした“顧客認識診断プログラム”などを実施する。
“CRMソリューションメニュー”では、SAPジャパンのCRMソリューション『mySAP CRM』、ジャストシステムのテキスト分析ソリューション『ConceptBase』などによる、戦略立案からシステム導入、運用までを包括的に支援するサービスを開発する。
また、マーケティングでは、開発したソリューションを販売するためのタスクチームを3社共同で結成し、販売促進ツールや提案書の作成を行なうといった協業も展開するとしている。