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『X on Windows 2』発売

2003年03月29日 00時00分更新

文● 編集部

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X on Windows 2パッケージ
『X on Windows 2』のパッケージ

(株)ホロンは、Cygwinベースのディストリビューションパッケージ『X on Windows 2』を発売した。

今回のバージョンは、Cygwinのアップデートやソフトウェアパッケージの追加に加え、アプリケーションをルートレスモードで利用可能になったのが大きな特徴だ。これにより、各XアプリケーションはWindowsのアプリケーションと同様にそれぞれ単独のウィンドウに表示され、「Windows環境とのシームレス化が図られています」(プレスリリースより)という。



アプリケーション起動
旧バージョンと異なり、各アプリケーションを単一のXウィンドウ画面上ではなく独立したウィンドウで利用できる。

また、Windows NT/2000/XP環境では、INITなどのサービスをWindowsのサービスに追加し、Windows起動時にINITが自動実行されるようになった。これに伴い、起動サービス設定のためのツールが用意されている。システム終了時に各種サービスを終了させるクリーンアップ機能も搭載された。

ランレベル設定ツール
ランレベル設定ツール。通常は操作する必要はないが、自分でサービスを追加したい場合などに便利だ。

そのほか、サーバアプリケーションを利用したいというユーザーからのニーズを受け、Apache 1.3.27などのパッケージが追加された。

『X on Windows 2』の動作環境は以下のとおり。

  • 対応OS……Windows 98SE/Me/NT 4.0/2000/XP
  • CPU……Pentium II-233MHz以上(Windows 98SE/MeではCeleron-400MHz以上)
  • HDD……1.5GB以上の空き容量
  • メモリ……128MB以上

価格は8800円で、全国のPC販売店などを通じて提供する。

また、同社は4月には、商用Xサーバ『X-Win32 Standard』を同梱した『X on Windows 2 Expert』(予価1万4800円)、Xサーバソフト『X-Win32 Pro』へのアップグレードパッケージ(予価1万9800円)などを発売する予定だ。

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