モンタビスタソフトウェアジャパン(株)(以下、モンタビスタ)は、MontaVista Linuxシリーズの推奨フォントとして、(株)リコーのフォントを採用すると発表した。これに伴い、両社は共同で販売、マーケティングなどを行なう。
モンタビスタは、コンシューマ機器向けディストリビューション『MontaVista Linux Consumer Electric Edition 3.0』を間もなくリリースする。今回の発表は、同製品がターゲットとする市場のニーズを受けたもので、Linux組み込みコンシューマ機器のGUI画面で、リコーの日本語フォントを利用できることになる。
リコーの組み込み向け日本語フォントは、現在のところ以下の3製品がラインナップされている。
- スタンダードBitmapフォント……Windowsに搭載されている、MS明朝やMSゴシックと同じスタンダードフォント
- Newゴシックフォント……携帯電話、デジタルテレビなど、組み込み機器に特化した製品。低サイズでの認識率を高めるため、文字の特徴ある部分を強調したフォント。
- エレメント方式フォント……組み込み機器向けに開発されたアウトラインフォント。同じ部首や偏をエレメントとして取り扱うことで、従来のTrueTypeフォントの10分の1程度の容量に抑えている。
モンタビスタは、『MontaVista Linux Consumer Electronics Edition 3.0』の市場戦略において、リコーをキーパートナーとして位置づけるとしている。