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ディズニーとNTT東日本/西日本が戦略的提携――“DisneyBB on フレッツ”の提供を開始

2003年03月27日 21時19分更新

文● 編集部

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ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)、(株)ディーワンダーランド、東日本電信電話(株)、西日本電信電話(株)の4社は27日、ブロードバンドサービス分野での提携で基本合意したと発表、同日、都内で記者発表会を開催した。4社は新ブランドのブロードバンドコンテンツサービス“DisneyBB(ディズニー・ビービー) on フレッツ”を立ち上げ、ディズニー初のブロードバンドコンテンツとなる“ディズニーワンダーランド”の提供を開始する。5月に無料のプレサービスを開始し、7月に正式サービスを開始する予定。月額利用料金は1000円で、入会時に9800円が必要。サービス内容の詳細は6月に発表する。

高野氏、星野氏、青木氏、古賀氏
左からNTT西日本の高野氏、ウォルト・ディズニー・ジャパンの星野氏、ディーワンダーランドの青木氏、NTT東日本の古賀氏

今回の提携は、より多くのユーザーが安心して利用できる良質なサービスを将来にわたって提供するという4社のビジョンが一致したために行なうもので、セキュアーな環境と各種のサポートを提供できることから、NTT東日本/西日本が提供する光ファイバー/ADSLによるブロードバンドサービス“フレッツ”を利用して、ブロードバンドコンテンツサービス“DisneyBB on フレッツ”を開始するという。

“ハローワンダー”
“ディズニーワンダーランド”の入り口となる“ハローワンダー”

最初のコンテンツとなる“ディズニーワンダーランド”は、ディーワンダーランドが企画&開発したもので、3歳から6歳の子供のいる家庭がターゲット。“ディズニーワンダーランド”では、子供が冒険の主人公“プレイヤーキャラクター”になるという設定で、プレイヤーキャラクターは、ユーザー登録時の性別で男の子と女の子が自動的に選択される。冒険の始まりとなる“ハローワンダー”では、ログイン/ログアウトを行なう“ワンダーディスク”や、ミッキーのダンスを鑑賞できる“リトミカ”、洋服を選ぶ“ドレッセ”、冒険で見つけたゲームを保管してプレイできる“プレイボックス”、イベントなどのお知らせの手紙が届く“ポスタン”が用意されている。

“ネイチャーワンダー” DWカード
“ネイチャーワンダー”(左がプレイヤーキャラクターで、右がピノキオ)絵本やミニゲームなどのコンテンツが“DWカード”として配信される

最初に用意されている世界は“ネイチャーワンダー”で、自然をテーマに、草花とのふれあいや、ピノキオやアリスなどディズニーのさまざまなキャラクターとの出会いなどを通じて、やさしさや知恵が身につくようになっている。また、子供の成長に合わせて、絵本・英語・数遊び・音楽・ミニゲームなどのコンテンツが“DWカード”として配信される。

また、会員用ウェブサイトでは、親が子供とコミュニケーションをとるための機能も提供し、子供が何に興味を持ったとか、どれくらい遊んだかといった情報をリアルタイムで確認できる“ワンダーレポート”や、子供に遊んでほしいDWカードの配信をリクエストできる“ワンダーリクエスト”などが用意されている。

『スターターキット』
『スターターキット』/(c)Disney

サービスを利用するために必要な『スターターキット』(冒険のかばん)は、旅行かばんをイメージしたもので、ミッキーからの招待状のほか、ディズニーワンダーランドを利用するために必要なCD-ROM、取り扱い説明書、USB接続の専用コントローラーが収納されている。専用コントローラーは、子供の手の大きさに合うように外側を取り外せるようになっている。

利用環境は、ハードウェアが、Celeron-600MHz以上のCPUを搭載し、128MB以上のメモリー、8MB以上のビデオメモリー、2GB以上の空き容量を持つHDD、DirectX 8/Direct3Dに対応したグラフィックスカード、DirectX 8/DirectSoundに対応したサウンドカード、16倍速以上のCD-ROMドライブ、USBポート×1を装備したパソコン。対応OSはWindows 98 SE/2000 Professional/Me/XPで、ブラウザーにはInternet Exolorer 6.0以上、プラグインとしてMacromedia Flash Player MX以上、Shockwave Player 8.5.1以上、QuickTime Player 6以上、Windows Media Player 9以上などが必要となる。

無料のプレサービスは5月1日から6月20日までで、サービス開始は7月の予定。入会時に必要な9800円には、スターターキット、メンバーシップフィー、加入後1ヵ月のサービス利用料が含まれる月額料金は1000円で、このほかにフレッツの接続料が必要。プレサービスは、東京都と大阪府の“Bフレッツ”“フレッツ・ADSL”のユーザーを対象としたもので、抽選で3000人に提供する。プレサービスの募集は、ディズニー公式ホームページNTT東日本フレッツ公式ホームページNTT西日本フレッツ公式ホームページで29日から4月10日まで行なう。

古賀氏
NTT東日本の古賀常務取締役

記者発表会で最初に挨拶に立ったNTT東日本常務取締役営業推進部長の古賀哲夫氏は、ディズニーから子ども向けのサービスをブロードバンドが普及している日本で始め、世界にコンテンツを広げたいという話があったことについて触れ、これに合わせてNTTのサービスも拡大させたいと述べ、今後は子供向けのサービスだけでなく、ディズニーランドと同様に、バーチャルの世界を大人も楽しめるように拡大したいと述べた。

高野氏
NTT西日本の高野取締役

次に、NTT西日本取締役サービス開発部長の高野博明氏が壇上で、ブロードバンドサービスにおけるフレッツの安全性を強調したほか、“ブロードバンドサービスはもうからない”と言われていることに対して、日本ではお茶や水は売れないと考えられていたが、伊藤園のお茶を例に挙げ、今では違うと説明、今後、良質なブロードバンドコンテンツをより良い環境で提供することに注力すると続けた。

星野氏
ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役の星野氏

ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役の星野康二氏は、ブロードバンドコンテンツサービスにおいて、ディズニーは日本を最前線と考えており、全世界で重要な位置になることを示し、新しい感動、感激を提供し、新しい歴史を作りたいと抱負を語った。

青木氏
ディーワンダーランドの青木氏は、デモビデオの上映後、最初にひとこと「大人でも楽しいでしょ」

続いて、コンテンツを企画・制作したディーワンダーランドの代表取締役社長兼CEOの青木千栄子氏が登場。学ぶことと遊ぶことの区別がない子供たちに、ブロードバンド環境が前提の“ブロードバンドキッズ”(BBキッズ)たちに、子供の視点に立った新しいエンターテイメントや遊びを提供すると説明。既存のコンテンツの焼き直しでないことを強調した。販売に関しては、インターネットサービスプロバイダーや子育てサイトなどを通じたインターネット販売と、ファミリー向け製品の小売店や習い事教室などの“オフライン”での販売の2つのチャンネルを利用するとした。オフラインでの販売では、ディズニーのブランドが重要であることから、ていねいなデモを行なうという。また、近く、ブロードバンドの普及している韓国などのアジア地域にも提供を予定していることを明らかにした。

最後のQ&Aのセッションでは、事業の見通しについて答え、約10万人強の会員で損益分岐点に達し、2004年度9月期には単月で黒字、通期でも黒字になるとしたほか、日本の良質なコンテンツはほかの国でも評価が高く、韓国を含むアジアにサービスを拡大した場合、現在予定しているコンテンツだけでも2~3年で数十万人の会員を獲得できるとの見通しを示した。

NTT東日本に対して、フレッツのセッション数が2セッションでは少ないのではないかとの質問に、2セッションあれば当面問題ないとし、NTT西日本に続き、NTT東日本でもセッション数を3セッション以上にする計画が進んでいることを説明した。また、3歳から6歳の子供がいる家庭は、子供が小学校から高校の場合に比べて、ADSLの導入率が低いことについても言及した。

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