米Terra Soft Solutionsは、PowerPC向けディストリビューション『Yellow Dog Linux 3.0』を4月16日より出荷すると発表した。
『Yellow Dog Linux 3.0』は、新たにRed Hat Linuxのインストーラ『Anaconda』を移植したほか、Mac OS X 10.2などに対応した『Mac-on-Linux 0.9.68』やデスクトップ環境KDE 3.1およびGNOME 2.2の収録、『eMac』や12インチ『PowerBook』、『GeForce 4』搭載Power Macintoshといった最新ハードウェアへの対応などがなされている。おもな仕様は以下のとおり。
- カーネル 2.4.20
- glibc 2.3.1
- gcc 3.2.1
- XFree86 4.3
『Yellow Dog Linux 3.0』は、同社のネットワークサービス“YDL.net Enhanced”登録者向けにダウンロード提供されるほか、3月31日よりパッケージ版の先行予約が開始される。パッケージ版の価格は54.95ドルからで、出荷開始は4月16日。
なお、日本語版を販売しているアミュレット(株)は、Webサイトを通じて『Yellow Dog Linux 3.0』日本語版の開発および販売を予定していることを告知している。日本語版販売時期などの詳細については同社Webサイトを通じて情報を提供するとしている。