「655 Max-FISR」 |
“B0”ステッピングの“SiS655”搭載マザーボードがASUSTeKとMSIから発売された。どちらのメーカーも同チップセットを搭載した製品は初めてとなるが、2つを見比べると仕様の方はかなり異なっている。型番はASUSTeKが「P4SDX」、MSIが「655 Max-FISR」でどちらのパッケージにも“B0”ステッピングの“SiS655”が使用されていると記載されている。なおすでに発売された製品としてAOpen「AX45-4D Max」やGigabyte「GA-SINXP1394」、「GA-8SQ800 Ultra」などがある。
Serial ATA RAID機能 | Broadcom製“BCM5702”チップによるギガビットイーサネット | |
同社の“SiS655”搭載マザーボードシリーズでは最上位モデルにあたる製品だ | メモリスロットの配置は、Gigabyte製以外はどの製品もリファレンス通りの仕様 |
まず655 Max-FISRだが、こちらは同社の“SiS655”搭載マザーボードシリーズでは最上位モデルにあたる製品だ。オンボードインターフェイスにはサウンドやIEEE1394、Serial ATA RAID機能のほかBroadcom製“BCM5702”チップによるギガビットイーサネットも搭載する。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、DIMM×4という構成。メモリサポートはPC2700(DDR333)の4GBまでとなっている。同社サイトによるとDDR400(PC3200)の対応表が掲載されているが、独自にサポートしているかどうかは不明。またマニュアルによるとFSBが100~250MHzを1MHz刻みのほかCPU電圧、メモリ電圧、AGP電圧なども変更可能としている。価格はスーパーコムで2万1800円となっている。
P4SDX | パッケージにも“B0”ステッピングの“SiS655”が使用されていると記載されている | |
DDR400(PC3200)の対応表が掲載されている | 今回流通している製品には「J-PANEL」と呼ばれる5インチベイに搭載できるフロントアクセスパネルが付属する |
一方のASUSTeKのP4SDXは前述の655 Max-FISRと比較するとなんともシンプルな仕様で、オンボードインターフェイスはサウンドと10/100Baseイーサネット機能のみとなっている。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、DIMM×4、メモリサポートはPC2700(DDR333)までとなっているが、こちらもDDR400(PC3200)の対応表がマニュアルに記載されている。マニュアルによるとオーバークロック機能はFSBが変更できるほかCPU電圧、メモリ電圧が変更可能となっている。なお今回流通している製品には「J-PANEL」と呼ばれる5インチベイに搭載できるフロントアクセスパネルが付属する。価格はコムサテライト3号店で1万7500円、スーパーコムで1万7600円、クレバリー1号店で1万7800円となっている。
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