コダック(株)は18日、カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラで撮影した写真を直接取り込んで、Lサイズのプリントやシールプリントを作成できるプリントシステム『写プリッコ』を4月15日に発売すると発表した。価格は100万円から。
『写プリッコ』 |
『写プリッコ』は、Windows XP Tablet PC Editionを搭載したタブレットPCを本体として、マクロメディア社のFlash MXテクノロジーを利用したインターフェースを搭載したのが特徴。携帯電話機やデジタルカメラから取り込んだ写真に、オリジナルテンプレート20種類、合成用イラスト30種類、落書き用の線種3種類を利用して加工を施し、プリントすることができる。基本システムは、タブレットPC、ドッキングステーション、サーマルプリンター、カードリーダー、携帯電話接続ケーブルなどで構成され、オプションとして、レシートプリンター、カードリーダー内蔵専用外装、CD-ROMドライブなども用意する。
同社では、現在市場に出ているカメラ付き携帯電話からの写真プリントサービス機の画面操作が複雑で、セルフ方式のため店員のサポートも得られず、利用率が低いことから『写プリッコ』にはコインボックスによる課金システムを付けない半セルフ方式にしたという。また、タブレットPCを採用したことで、従来の専用機と比べて、開発期間の短縮とコストの削減も可能になったとしている。同社では、カラオケボックスの受け付けや、携帯電話ショップの販促用、観光地の大規模宿泊施設など、写真店、DP店以外の新しい販路も開拓するとしている。