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オートデスク、ハイエンドCADソフトの最新版『AutoCAD 2004』など6製品を発表

2003年03月14日 00時00分更新

文● 編集部

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オートデスク(株)は13日、CADソフトの最新版となる『AutoCAD 2004』と、同製品をベースとした2次元汎用設計ツール『AutoCAD LT 2004』、建築/製造/インフラストラクチャー(社会基盤)業界向けに特化したソリューション製品など計6製品を発表した。内訳は、設計一般が『AutoCAD 2004』『AutoCAD LT 2004』、建築系が『Autodesk Architectural Desktop 2004』、製造系が『AutoCAD Mechanical 2004』、社会基盤系が『Autdesk Map 2004』『Autodesk Raster Design 2004』となる。出荷時期はAutoCAD 2004が4月8日、AutoCAD LT 2004が5月22日、それ以外は6月。価格はAutoCAD 2004、AutoCAD LT 2004、Autodesk Architectural Desktop 2004がオープン、AutoCAD Mechanical 2004が71万5000円、Autodesk Map 2004が76万5000円、Autodesk Raster Design 2004が29万円。

『AutoCAD 2004』は、2次元/3次元汎用設計ツールで、2次元の詳細図や3次元モデルデータの作成や、DWF 6(Design Web Format)”によるデータ共有などの機能を搭載するハイエンド向けの製品。対応OSは、Windows XP/2000/NT 4.0(SP6a以降)。『AutoCAD LT 2004』はカスタマイズを必要としないユーザー向けの2次元汎用設計ツールで、AutoCAD 2004の下位製品となる。『Autodesk Architectural Desktop 2004』は、2次元/3次元の建築モデルの作成/生成や、建物のライフサイクルを管理するためのツール。『AutoCAD Mechanical 2004』は、機械設計に最適化されたAutoCADで、標準規格に対応したコンテンツライブラリーを搭載するのが特徴。『Autdesk Map 2004』は、地図/地理データの作成/保存/解析を行なうためのツール。『Autodesk Raster Design 2004』は、スキャンした地図や画像などのラスターイメージをベクター変換したり、航空写真/衛星画像などを編集したりできるアプリケーションで、AutoCAD 2004ベースの製品上で動作する。両製品はこれまで“GISソリューション”として提供していた製品の後継となる。

同社では、建築系では、デザインコンセプトをパラメトリックに3次元で表現できる新世代建築CADの『Autodesk Revit 5.1』、製造系では、製造系製品を統合したパッケージ『Autodesk Inventor Series』、社会基盤系では、2次元/3次元データを統合し分析を行なうCALS/GISビューワー『Autodesk Envision 8』、3次元土木設計向けの『Autodesk Land Desktop』、『Autodesk Streamline 5』についても、順次発表するとしている。

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