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NEC、SIP対応VoIPターミナルアダプター『IV210S』を発売

2003年03月14日 21時41分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は14日、IP電話サービスに対応したVoIP対応のターミナルアダプター『IV210S』を発売すると発表した。同日付けで、IP電話事業者、企業、学校、自治体向けなどに販売を開始する。

『IV210S』『IV210S』

『IV210S』は、ADSL、CATV、FTTHなどのブロードバンド回線を利用したIP電話サービスに対応したターミナルアダプター。VoIPプロトコルに“SIP(Session Initiation Protocol)”を採用する。IP電話がサポートしていない緊急電話(110、119など)や、既存電話網からの着信のための接続ポートも装備する。アナログ電話ポートを2個装備しており、VoIPの2回線同時通話や、VoIP+既存電話の同時通話も可能。インターフェースはWANが10BASE-T×1、LANが10/100BASE-TX×1を装備する。PPPoEに対応し、DHCPクライアント/サーバー機能のほか、NATe(IPマスカレード)やIPフィルタリングなどのルーター機能も搭載し、Hubを追加すれば複数のパソコンからの同時アクセスも行なえる。Universal Plug & Playにも対応する。

また、QoS(Quality Of Service)を保つために、IP網に音声データの優先処理を行なわせる機能や、電話機からの音声をLANポートからのデータより優先して送出する優先制御機能も搭載する。ナンバーディスプレイにも対応。通話中(2ポートとも)に着信があった場合に通話者にトーン信号を送出して着信を知らせる“通話中着信通知機能”も搭載する。電源はAC100V。消費電力は12W以下。本体サイズは幅34.0×奥行き156.6×高さ172.0mm、重量は約400g。

同社では、SIPに対応していることで、SIPサーバー『CX6820SS』や『IParty SV20』などと組み合わせて、VoIPのトータルソリューションも提供できるとしている。販売目標は1年間で10億円を見込んでいる。

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