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Backup MyPC 4.8

Backup MyPC 4.8

2003年03月14日 00時00分更新

文● 福住 護

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Backup MyPC 4.8

イージーシステムズジャパン

9800円(通常パッケージ版)
6800円(優待パッケージ版)

『GOOD』
  • 豊富なオプションでさまざまなタイプのバックアップが可能。
  • バックアップの中から一部だけをリストアできるなど、柔軟性が高い。
『BAD』
  • 「メディアに適していない可能性があります」という脅しっぽい表現に見られるように、一般ユーザー向けになり切れていない部分がある。
北海道東北弁や九州弁も変換
●【(A)操作をタブで切り替える】 バックアップ/リストア/コンペアの3つの操作をタブで切り替えられる。●【(B)全データバックアップするなら「オートフル」で】 作成したバックアップ設定は「バックアップジョブ」のリストから選択できる。/●【(C)バックアップ先のメディアを指定】 HDDはもちろん、各種CD/DVDメディアにも対応している。

 HDDのクラッシュが怖いことは分かっているが、バックアップ作業は面倒なのでなかなか実行できない。そんな読者も多いだろう。

 バックアップソフト「Backup MyPC」には、オートバックアップ機能がある。自動的にバックアップ作業を行ってくれるので、つい面倒で……ということもなくなるはずだ。また、バックアップ先のメディアを指定するだけで、ローカルPCの全HDDをまとめてバックアップしたり、バックアップ/リストアに必要な設定をウィザード形式で行えるウィザード機能もある。バックアップ先はDVD-R/RW、DVD+RW/+R、DVD-RAMにも対応している。

カタログファイル メニュー画面
●【特定のファイルだけのリストアが可能】 バックアップされたデータはカタログファイルとして登録される。リストア時にはカタログ単位で復元するだけでなく、カタログ内の特定のファイルやフォルダだけを指定してリストアすることもできる。●【メニューから機能が選べる】 起動時に現れるメニュー画面からはバックアップ/リストア用ウィザードの起動、定期実行用のバックアップジョブ作成などが簡単に行える。バックアップ対象のファイルを指定したいときは「かんたんバックアップ」ではなくウィザードを使おう。

 バックアップの方法も、対象のデータをすべてバックアップする「フルバックアップ」に加えて、変更された部分だけのバックアップもできる。ウィザードを使わずに指定する場合、変更されたファイルのバックアップはさらに「差分バックアップ」と「増分バックアップ」に分かれるが、このふたつの違いはヘルプを見てもいまひとつピンとこない。

 また、指定したメディアに比べてバックアップする量が多いと「このメディアに適していない可能性があります」というメッセージが表示され、必要なメディア枚数を確認するにはさらに詳細表示にしなければならない。こういった部分を見ていると、一般ユーザー向けを目指しながらも、まだ今ひとつこなれていないという感じは残る。

警告画面
●【メディア枚数が足りなくなると警告】 バックアップを開始すると、進行状況を示すダイアログボックスが現れる。指定したメディアに対してバックアップ量が多い場合は、警告メッセージが表示される。必要なメディア枚数を確認するには詳細情報を表示する。

 その一方で、機能的には充実している。中でもバックアップファイルをパスワードロックし、さらにそのパスワードを暗号化できる点や、バックアップ内の一部のファイルだけをリストアできるといった機能は、上級ユーザーにとって魅力である。

Backup MyPC 4.8
製品名 Backup MyPC 4.8
CPU Pentium-166MHz以上(各OSのシステム要件に依存)
メモリ 64MB以上(各OSのシステム要件に依存)
HDD 40MB以上
対応OS Windows 98 SE/Me/2000/XP
対応インターフェイス IDE/SCSI/USB/IEEE1394
対応メディア(バックアップ先) HDD、CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD+RW/+R、DVD-RAM

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