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ついに基板が見えなくなる?! LeadtekのGeForce FXカード「Winfast A300 Ultra」が展示開始!

2003年03月13日 21時19分更新

文● 水野

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Winfast A300 Ultra TD MyVIVO

 MSIのサンプル版ASUSTeKの製品版に続き、実物が姿を表したGeForce FX5800カードとしては3番目となる製品、Leadtek製「Winfast A300 Ultra TD MyVIVO」のサンプル版がTSUKUMO eX.に入荷。展示が行われることになった。
 これまで登場した2つのGeForce FX5800カードはいずれもnVIDIAのリファレンス通りヒートパイプ式のクーラーを採用しており、2段重ねのブラケット部となっているが、「Winfast A300 Ultra」では独自デザインのクーラーを採用し通常サイズのブラケットとしている。同社製GeForceカードといえば基板を覆う巨大なクーラーが特徴となっているが、GeForce FXに至りついにカード全体をすっぽりと覆うほどに巨大化、基板がほとんど見えないというものになっている。



表面カバー ダクト裏面
表面のカバーがいわばダクトの役割を果たすカバー裏面
ダクトを外したカード本体 カード裏面
カバーを外すと銅製のヒートシンクがカード裏面。こちらは全面ヒートシンク

 「TwinTurbo-II Cooling System」と名付けられたこの冷却システムは、カード全体にカバーを被せ、ブラケット側のファンから吸気、もう1つのファンから排気することにより中に空気を循環させ、内部の銅製ヒートシンクを冷却するというもの。裏面のヒートシンクは大きくなっただけでこれまでの同社製GeForceカードのものと変わっていないようだ。
 2基のファンはダクトから若干斜めに飛び出す形で取り付けられており、ダクトそのものはブラケットの高さに納まっているものの1番目のPCIスロットにファンが干渉する可能性が高い。またカード全体に厚みがあるため、DIMMスロットあるいはAGPスロット周りのコンデンサ配置の関係で装着できないマザーボードが相当数発生するものと思われる。もしこのままの形で発売されるとすれば入念な確認が必要となるだろう。



DIMMスロットに干渉 DIMM干渉回避
「EP-8RDA+」の場合。これはAGPがDIMMスロットのすぐ下に位置しており干渉する例「GA-8PE667 Pro」の場合。AGPとDIMMが接近していてもヒートシンクに設けられた切り欠きと合えば装着OK
コンデンサに干渉 これは問題なし
「Winfast K7NCR18D」の場合。AGPの後ろのコンデンサが高く干渉する例。コンデンサがAGPスロットより低ければOKなのだが「GA-8SQ800 Ultra」の場合。AGPとDIMMが離れ、邪魔になるコンデンサもなく問題なくOKという例。「P4G8X」、「L4IPEA」等がこのタイプに該当する

 インターフェイスはD-Sub15ピン、DVI、S-Video。“MyVIVO”シリーズということでVideo-Inにも対応する。発売日は未定だが、リードテックジャパンのリリースによれば価格は6万9000円前後とのこと。TSUKUMO eX.によれば動作デモは行われないが、明日14日(金)一杯同店に展示される予定との事。購入を計画中の方はサイズの確認のためにも足を運んでみてはいかがだろうか。

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