このページの本文へ

GMOメディアアンドソリューションズの新ショッピングサービス“My Needs”をOracle9i RACとMIRACLE LINUXで構築

2003年03月10日 00時00分更新

文● 編集部 阿蘇直樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)アシスト、デルコンピュータ(株)、日本オラクル(株)、ミラクル・リナックス(株)の4社は6日、インターネットリサーチ事業やオプトインメール配信サービスなどを手がけるGMOメディアアンドソリューションズ(株)(以下、GMO M&S)のショッピングサービス“My Needs”の基幹データベースシステムを、『MIRACLE LINUX』『Oracle9i Real Aplication Clusters』『PowerEdge』で構築し、運用を開始したと発表した。

My Needs
“My Needs”サービスのポータルサイト。

My Needsは、複数のショッピングサイトを連携させ、共通のIDおよびパスワードを利用して、商品購入などのサービスを利用可能にするもの。現在のところ、GMO M&Sと三井物産(株)が2月25日に開設した20代女性向けショッピングサイト“Apure Shop”でこのサービスを利用できる。今回新たに構築したシステムは、このMy Needsサイト利用者のIDおよびパスワード、購買履歴、店舗間共通のポイントなどを管理するデータベースシステムで、OSには『Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE』、データベース管理システムに『Oracle9i Real Application Clusters』を採用している。

GMO M&S広報担当者によると、同社はこれまでオプトインメール配信事業などを行なっており、「640万以上の許可を得たメールアドレスを保有している。今後お客様の嗜好にあわせてMy Needs登録サイトについてもご案内していく」という。データベースの規模などについては公表されていないが、「今後のスケールアップに対応することも考えて、Oracle9i RACを採用している」と、システム導入の背景を紹介した。

My Needs登録ショッピングサイトは今後7月までに9~10店舗に増えるといい、若い女性だけでなく、男女問わずさまざまな年齢層をターゲットにした店舗を展開するそうだ。今後については「メールを主体にしたまったく新しいショッピングネットワークとして、My Needsブランドを提供する。My Needs自体を表に出すのではなく、お客様が各ショッピングサイトをご利用されているうちに、『My Needsに入っていると便利だね』という風に感じていただけるようにしたい」とのことだ。

カテゴリートップへ