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松下、デジタルカメラ“LUMIX”の新製品として、アルカリ乾電池駆動のエントリーモデル『DMC-LC33』を発売

2003年03月12日 20時42分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は12日、ドイツのライカカメラ社との協業によるデジタルカメラ“LUMIX”シリーズの最新作として、単3形乾電池駆動の320万画素モデル『DMC-LC33』を4月18日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は3万5000円前後。

『LUMIX DMC-LC33』

エントリーモデルまたは中上級者のサブカメラと位置づけられている『DMC-LC33』は、有効200万画素の『DMC-LC20』の後継機種で、有効画素数320万(総画素数334万画素)の1/2.5インチCCDを搭載する。2002年10月に発表されたコンパクトファッショナブルモデル『DMC-F1』、および光学12倍ズームレンズ搭載モデル『DMC-FZ1』と同じく、第2世代ライカDCレンズ“DC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)レンズ”を搭載し、DMC-F1の光学系機構がそのまま採用されている。レンズ構成は6群7枚(うち非球面レンズ3枚3面)、焦点距離は5.8~17.4mm(35mmフィルム換算で35~105mm)、F値はF2.8~4.9。また、画像処理LSIには、松下独自開発の“VENUS(ヴィーナス)エンジン”を採用している。記録メディアはSDメモリーカード/マルチメディアカード(16MBのSDメモリーカードが付属する)。

記録画素数は静止画が最大2048×1536ドット、動画が320×240ドット。記録フォーマットはJPEG(DCF/Exif 2.2準拠)、音声付き静止画がJPEG+QuickTime、動画がQuickTime Motion JPEG(10コマ/秒、音声付き)。連射撮影機能を持ち、全ての記録画素数で秒間4コマの撮影が可能。また、動画撮影時の最大時間は撮影に使用する記録メディアの容量に依存し、メモリー容量の許す限り連続撮影ができる(16MBで約80秒)。“シーンモードダイヤル”により簡単に撮影モードが変更でき、用意されている撮影モードは、標準撮影モードのほか、“かんたんモード”“マクロ”“ポートレート”“風景”“夜景ポートレート”“動画”の7種類。画質モードはファインモードおよびスタンダードモードの2段階。

電源は単3形アルカリ乾電池または単3形ニッケル水素電池2本、またはオプションのACアダプター。低消費電力化を進めた回路設計と使用する電池の特性に応じた細かい電源制御により、アルカリ乾電池でも長時間撮影を確保しているという。撮影可能時間(2048×1536ドットのファインモードで30秒に1回撮影、2回に1回はフラッシュをフル発光、という条件で測定)は、同社の単3形アルカリ乾電池を使用した場合では液晶ON時で約150枚/75分、液晶OFF時で約600枚/5時間、単3形ニッケル水素電池使用時は液晶ON時で約240枚/2時間、液晶OFF時は約720枚/6時間。640×480ドットのスタンダードモード、液晶モニターおよびフラッシュOFF、撮影モードは“風景”という条件では、アルカリ乾電池で連続5000枚の撮影が可能としている。

本体サイズは幅96.0×奥行き41.2×高さ65.5mm、重量約170g(本体のみ)。アクセサリーオプションとして、専用ソフトケース『DMW-CL33』(3000円)、ACアダプター『DMW-AC1』(4000円、DMC-LC20と共用)が用意される。

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