リードテック、GeForce FX 5800 Ultra搭載カード『WinFast A300 Ultra TD MyVIVO』など3製品を発売
2003年03月10日 22時12分更新
リードテックジャパン(株)は10日、台湾のリードテック・リサーチ(Leadtek Research)社がグラフィックスカードの新製品として、米エヌビディア社のグラフィックスチップGeForce FX 5800 Ultraを搭載した『WinFast A300 Ultra TD MyVIVO』、GeForce FX 5800を搭載した『WinFast A300 TD MyVIVO』と『WinFast A300 TD』の3製品を発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、WinFast A300 Ultra TD MyVIVOが6万9000円前後、WinFast A300 TD MyVIVOが5万8000円前後、WinFast A300 TDが5万5000円前後。
『WinFast A300 Ultra TD MyVIVO』 |
『WinFast A300 Ultra TD MyVIVO』は、DirectX 9.0とAGP8xに対応したハイエンド向けのグラフィックスチップ(GPU)であるGeForce FX 5800 Ultra(コアクロック周波数500MHz)と、128MBのメモリー(メモリークロック周波数1GHz、DDR-II SDRAM)、400MHzのRAMDACを搭載したハイエンド向けのグラフィックスカード。解像度はアナログRGBでは2048×1536ドット、デジタル(DVI)では1600×1200ドットとなっており、TV/ビデオ出力は1024×768ドットに対応する。インターフェースはDVI-I×1、ミニD-Sub15ピン×1、ビデオ入出力端子の“VIVO”コネクター×を装備する。冷却システムには、銅製のヒートシンクを内蔵し、吸入用と排気用に独立した2個のファン(直径5cm)を搭載する独自の“TwinTurbo-II Coolig System”を採用しており、基板全体がカバーで覆われているのが特徴。DVI-D-Sub(15ピン)変換コネクターが付属しており、デュアルディスプレーにも対応する。
“TwinTurbo-II Coolig System”の空気の流れ |
アプリケーションとして、タイムシフト機能、ノイズを低減し、高速で動く物体のちらつきを抑えて画像を鮮明にする“De-Interlace”機能、PIP(Picture in Picture)”機能を装備したキャプチャーソフト『WinFast PVR』が付属する。MPEG-1/-2/-4にも対応(MPEG-4のコーデックは米マイクロソフト社のサイトなどから入手可能)。そのほか、モニタリング&オーバークロックツール『WinFox 2.0』、DVDプレーヤーソフト『WinFast DVD』、台湾WayTech Development社のカラーマネージメントソフト『Coloreal Emedded』『Coloreal Visual』『Coloreal Bright』、スウェーデンCycore社の3Dソフト『Cult3D』、台湾ユーリードシステムズ社のビデオ編集ソフト『Ulead VideoStudio 6.0 SE 』と3Dタイトル作成ソフト『Ulead COOL 3D 3.0 SE』、ゲームソフト『Gun Metal』などが付属する。
『WinFast A300 Ultra TD MyVIVO』のパッケージ |
『WinFast A300 TD MyVIVO』は、グラフィックスチップにGeForce FX 5800を搭載したハイエンド向けのバリューモデルに位置付けられる製品。GeForce FX 5800(コアクロック周波数400MHz)と128MBのメモリー(メモリークロック周波数800MHz)を搭載しており、それ以外の基本機能はWinFast A300 Ultra TD MyVIVOと同等となっている。
『WinFast A300 TD』 |
『WinFast A300 TD』は、『WinFast A300 TD MyVIVO』からビデオ入力機能とビデオ編集関連アプリケーションが付属しない製品で、それ以外の機能はWinFast A300 TD MyVIVOと同じ。