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SyncMaster 152V

SyncMaster 152V

2003年03月07日 03時10分更新

文● 宮本 朱美

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SyncMaster 152V

日本サムスン

オープンプライス(実売価格:3万9800円前後)

SyncMaster 172T
●【明るく鮮やかな液晶】 輝度250cd/m2、コントラスト比330:1の自社製液晶パネルを搭載。解像度は1024×768ドット。/●【本体色はメタリックな質感のブラック】 液晶周辺のフレーム部分とスタンドがやや光沢のあるメタリックブラック、スタンド正面の中心部と側面下半分は梨地加工のつや消しブラックのシックなデザイン。素材はプラスチックだが安っぽくない。
SyncMaster 172T
日本サムスン「SyncMaster 172T」レビュー(from アスキー PC Explorer、写真をクリックすると当該記事に移動します)。

 「SyncMaster 152V」は、直販を主体とする日本サムスンの量販店向けモデル。液晶パネル背面に配線がない、スマートなインターフェイスのレイアウトが特徴的だ。

 液晶パネルの表示領域は縦228×横340mmで、色味は鮮やかで明るく、動画再生とも相性が良さそう。ただし、テスト機のためか調整幅が狭く、長時間の視聴では眩しすぎるようにも感じた。テスト機では輝度とコントラストを最低にしても変化は確認しづらかったが、実機では改善済みとのこと。気になる人は、念のため店頭で確認してほしい。視野角は水平140度、垂直120度と、同クラスのものとしてはやや狭いが、気になるほどではない。色むらも目立たず、応答速度も問題ないレベルに仕上がっている。



背面コネクタ 前面操作パネル
●【任意の角度に調整できるスタンド】 パネルの角度は、手前に5度から水平まで、任意に変更できる。高さは接地面ぎりぎりから最大約5cmまで変更可能だ。完全に折りたためば、壁掛けモニタとしても試用できる(ただしコネクタは画面裏側の上部にくる)。●【設置面積の奥行きに注意】 D-sub15ピンの入力ケーブルとACケーブルは本体台座の背面に水平に接続する。ケーブルに負担をかけないために設置面積の奥行きは実際の奥行き(184.5mm)+40~50mmは余裕が欲しい。

 スタンドの可動範囲は、前に5度、後ろに90度で、左右には動くスイベル機構はない。SyncMaster 172/152シリーズの特徴である「デュアルヒンジ機構」により、高さは約5cmの範囲で調整できる。なお、折りたためばVESA規格準拠のマウントを利用して壁掛けができるのも魅力の一つだ。

 なお、本機には、カラーマッチング用ユーティリティ「Natural Color」が付属する。表示言語を英語と韓国語しか選べないのは改善の余地があるが、使い勝手はよかった(説明書は日本語版が付属)。

背面コネクタ 前面操作パネル
●【シンプルなOSDボタン】 液晶下には、右から「電源」「Menu」「Auto」「+」「-」「Exit」の6ボタンが並ぶ。「Auto」は、表示品質を一発で最適化する自動設定ボタンだ。●【色味調整用ソフトが付属】 付属のユーティリティーソフト「Natural Color」を使えば、環境光に合わせたモニターの色味やプリンターとの色合わせなどを調整できる。

 1ユーザーとして何よりうれしいのは、高級感のある外観にもかかわらず、実売で4万円を切る価格であることだ。コストダウンのため、入力端子がD-sub15ピンの1系統のみだが、2系統入力が必要なら、同型の直販モデル「SyncMaster 152T」(4万6 800円)という選択肢もある。

SyncMaster 152Vの主なスペック
製品名 SyncMaster 152V
パネルサイズ 15インチ
最大表示解像度 1024×768ドット/XGA
最大表示色数 約1600万色/フルカラー
視野角 水平方向140度、垂直方向120度
最高輝度 250cd/m2
コントラスト比 330:1
応答速度 25ms
入力端子 D-sub15
入力系統 1系統(アナログ)
電源 外付けACアダプタ
サイズ 357.5(W)×184.5(D)×297.7~346.7(H)mm
重量 2.9kg
付属品 電源ケーブル、ACアダプタ、ドライバCD-ROM、15ピンD-subケーブル

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