日本アイ・ビー・エム(株)は6日、IA(インテルアーキテクチャー)サーバーの普及モデルのラインアップを強化し、エントリーモデル『IBM eServer xSeries 205』の新製品として、CPUにCeleron-1.80GHzを搭載した3モデルの発売を開始したと発表した。同社サイトでの直販も同日付けで開始しており、“IBMダイレクト価格”は7万9800円から。出荷開始は3月中旬の予定。
『IBM eServer xSeries 205』 |
今回発表した新モデルは、SOHO/中堅・中小企業での利用や、大企業の部門サーバー向けの製品。メモリー(ECC DDR SDRAM)容量が128MB(最大2GB)の『IBM eServer xSeries 205 モデル94X』と256MB(同)の『同 モデル93X』、同じく256MB(同)でWindows 2000 Server(SP3)をプレインストールした『同 モデル9GJ』の3モデルを用意する。いずれもミニタワー型の筐体に収納され、オプションでラックマウント型(5Uサイズ)に変更できる。
HDDは40GB(最大240GB)、IDE(Ultra ATA/100)対応のコントローラー、カナダのATIテクノロジーズ社のビデオコントローラー『Rage XL』(ビデオメモリー4MB)、10/100/1000BASE-T対応のEthernetコントローラー(全二重対応)、48倍速CD-ROMドライブを装備する。システムを停止せずにハードウェアに発生した問題を判別する“リアルタイム自己診断機能”を搭載したシステム管理ソフト『IBM Director』も標準で提供する。
本体サイズは幅165×奥行き508×高さ470mm、重量は15.9kg(最小)。対応OSはWindows 2000 Server(SP2以降)/2000 Advanced Server(SP2以降)、NetWare 6.05(SP1以降)、RedHat Linux 7.3 日本語版(基本OS部分のみ)。
各モデルのIBMダイレクト価格は、モデル94Xが7万9800円、モデル93Xが8万9000円、モデル9GJが16万9000円。