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Easy-Cube51

Easy-Cube51

2003年03月06日 02時58分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・美和 正臣

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Easy-Cube51

マウスコンピュータジャパン

9万9800円

『GOOD』
  • 「ICE Technology」と呼ばれる技術により、排気音が驚くほど小さい。
  • またSiS651によりFSB533MHzのCPUに対応。
『BAD』
  • PCIバスに差すカードサイズは要注意。
  • フルサイズのものはケースの構造上不可となっている。
  • ロープロファイルなら、もちろん問題無し。
Easy-Cube51
●【コンボドライブを採用】 搭載されているコンボドライブはCD-R×12、CD-RW×8、CD-ROM×32、DVD-ROM×8となっている。/●【前面パネルが交換可能】 前面パネルはブルー、グリーン、ホワイトの中から選択可能となっている。またLEパネル(別売、4500円)を取り付けることにより、本体前面を発光させることも可能。/●【豊富な前面コネクタ】 前面にはUSB 2.0対応コネクタ×2、IEEE1394×1、マイク端子(ステレオミニ)、ヘッドフォン端子(ステレオミニ)、S/PDIFの端子が用意されており、通常利用する分には十分だ。
背面
●【アナログ5.1ch端子を搭載】 背面にはリアL/R、センターL/R、サブウーハーに接続するアナログ端子が用意されている。安いシステムを使っても5.1chを再現することが可能だ。

 キューブPCの魅力は、省スペース設計ながら、サウンドやビデオ、マザーボードなど、必要な機能が揃っているところだ。とは言え、ちょっと前のモデルは、最新のCPUを利用できないとか、スペースを犠牲にするため熱暴走を起こす可能性が高いなど、満足いくものではなかった。しかしここ最近、第2世代とも言うべきモデルが数多く登場している。SocketAやSocket478対応の最新CPUを使用可能で、IEEE1394やUSB 2.0を搭載したハイスペックなものだ。

 その中でも、今回紹介するマウスコンピュータジャパンの「Easy-Cube51」は、拡張性が高く注目の製品と言える。



ICE Technology●【静音化を実現する「ICE Technology」】 排気ファンとヒートシンクをパイプで接続したクーラを利用することにより、無駄なファンをなくし、静音化を実現している。通常の排気音に慣れている人は、マシンが止まっているように感じる。

 CPUはPentium 4-2.0AGhzを搭載しており、光学ドライブは書き込み32倍速のコンボドライブを使用している。マザーボードはShuttle製の「FS51」。サウスブリッジにはSiSの962を搭載しているため、USB 2.0にも対応している。空きスロットは、PCI×1とAGP×1本となっており、拡張性も悪くない。ビデオカードを「GeForce4 Ti4600」などの強力なものにして、巷で話題の「FFXI」をプレイするゲームマシンを構成するもよし、十分なCPUパワーを利用して、PCIバスにソフトウェアエンコードタイプの格安ビデオキャプチャカードを差してビデパソにするもよし、使い方はいろいろだろう。ヒートパイプ構造のヒートシンクと8cm角の排気ファン、そして温度によりBIOSから回転数を制御する「ICE Technology」機構により静音化も図られている。現在タワー型を使用しており、排気音や空きスペースが気になるユーザーにとって、「Easy-Cube51」は福音になるに違いない。

空きスロット
●【空きスロットは2本】 AGP×1とPCI×1が空きスロットとして利用できる。AGPバスは問題ないのだが、PCIはケースの構造上、接続できないカードがあるので、注意が必要だ。
Easy-Cube51の主なスペック
製品名 Easy-Cube51
CPU Pentium 4-2.0AGHz
チップセット SiS651
メモリ(最大) PC2100 DDR SDRAM 256MB(1GB)
グラフィックス チップセット内蔵
HDD 40GB(UltraATA/100対応)
FDD 内蔵
光メディアドライブ CD-RW&DVD-ROM対応コンボドライブ
スロット AGP×1、PCI×1
通信 10/100BASE-TX
I/O USB 2.0×4、IEEE1394×3
サイズ 200(W)×300(D)×185(H)mm

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