日本ヒューレット・パッカード
21万9000円
- コンパック プレサリオ サポートセンター
- 0120-099-589
- http://www.hp.com/country/jp/jpn/welcome.html
- (なお、製品はコンパックブランドになるので注意)
- IEEE802.11b対応の無線LANを搭載しており、オフィス内で使用するには大変便利。
- 通常のノートPCとして使えるのもいい。
- CPUがCuruesoe-1GHzのため、ややパワー不足に感じる。
- またバッテリが3時間程度しか持たないのはやや不満。
●【180°回転するディスプレイパネル】 パネルが180°回転するため、プレゼンテーションに使用することや紙ノートのように利用することもできる。/【キーボードも付属】 キーボードが標準で付属しているため、ノートPCのように利用することも可能。 |
マイクロソフトが2002年6月に発表(2002年11月に各社が製品発売)した新規格「Tablet PC」は、ペンコンピュータの悪夢を越えられるのか? 製品の完成度は? 今回Tablet PCを触る時に、もっとも気になった点だ。この疑問に対する答えを最初に言ってしまうと、「すばらしい」のひと言である。つまり、完全に払拭できたということだ。
●【独立する本体】 本体はキーボードからこのようにはずすことができる。視野角の広いビューフィルムとガラスカバーのため、視認しやすい。 |
Tablet PCには「Windows XP Professional」のスーパーセットである「Windows XP Tablet PC Edition」が付属する。インターフェイスはXPとほとんど同じで、XPユーザーなら迷うことなく使用できる。専用ペンを使って手書き文字をテキスト変換できるほか、ノートパッドのようなインターフェイスに手書きメモを取ることのできる「Windows Journal」などが付属している。
Tablet PCにはノートPCのように利用できる「コンバーチブル型」と、キーボードが付属しない「タブレット型」の2種類が存在する。今回紹介する「TC 1000」は、本体と接続するとノートPCになる専用キーボードと、タブレットPCホルダ、電磁式のスタイラスペンが付属する両タイプ対応モデルである。オプションのドッキングステーションを利用すれば、CD-ROMドライブなども接続でき,スリム型のデスクトップPCのような形で利用可能だ。汎用性は高い。
●【ペン入力時に便利なジョグダイヤル】 本体横にはジョグダイヤルが付属。VAIOシリーズのように、各機能を割り当てることも可能だ。 | ●【入力には専用ペンを使用】 ペン入力には電磁式の専用ペンを利用する。表示反応はよい。感圧式ではないので、指でなぞって入力することはできない。 |
実際に試用してみたところ、ペン入力の際に、極端なタイムラグなどはなく、実にスムーズに入力ができた。ペンが電磁式のため、液晶モニタの視認性も悪くはない。
●【デスクトップのように利用することも可能】 オプションのドッキングステーションを利用すれば、デスクトップのように利用することも可能だ。ドッキングステーションには光学ドライブを接続できる。 |
パーソナルユースというよりは、企業ユースでの使用がベストと言えよう。例えば、外回りの多いビジネスマンなどは、こういったツールを利用すれば生産性が高まるものと思われる。
TC 1000の主なスペック | |
製品名 | TC 1000 |
---|---|
CPU | Cruesoe 5800-1GHz |
チップセット | VIA 686B(SouthBridge) |
メモリ(最大) | SDRAM(PC133) 256MB(最大768MB) |
グラフィックス | Nvidia GeForce2 Go 100(SDRAM 16MB) |
HDD | 30GB |
FDD | オプション |
光メディアドライブ | オプション |
スロット | PCカード(TypeII×1、CardBus対応)、CFカードスロット×1 |
通信 | 10/100BASE-TX、56kbpsモデム、無線LAN(IEEE802.11b準拠) |
I/O | USB 2.0×2、オーディオ入出力、外部RGB |
サイズ | 274(W)×216(D)×20(H)mm |
重量 | 約1.4kg(本体のみ)、約1.8kg(キーボード装着時) |
OS | Windows XP Tablet Edition |