GeForce FXを搭載したビデオカードがついに秋葉原に登場した。この製品はエム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン株式会社の用意したサンプル品でチップに“GeForce FX 5800 Ultra”を搭載する「FX5800 Ultra」。本日DOS/V パラダイス本店においてデモが実施されていた。
ポップやパッケージによると今回デモで使用されている「FX5800 Ultra」はコアクロック500MHz/メモリクロック1GHzのDDR2 SDRAM128MBを搭載する製品。コネクタはD-Sub15ピン×1、VGA×1、DVI-I×1という構成になっている。外見状やはり気になるのが「FX Flow」と呼ばれる冷却システムだろう。似たような冷却システムを採用した製品としてAbitの「SILURO GF4 Ti 4200 OTES」などがあるが、こちらは排気用のダクトしか付いていなかった。「FX Flow」には別に吸気用のダクトも用意されていることから発熱量はかなりのものと思われ、実際に触れてみると「アチッ!」と指を離すほど。当然コネクタ部と吸排気口の2段構えの構造から、カード本体の厚みもありAGPスロットと隣接するPCIスロットは使用できない。またファンの動作音もかなりのもので、自宅のような静かな環境で使用する際にはかなり気になるだろう。こちらも実際に手を当てたところ、熱風といっても過言ではない風がすごい勢いで出ているのを感じられた。
今回のデモはエム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンの「NV30体感キャンペーン」によるもので、今後日替わりで数店舗で実施されるという。明日3月1日はTSKUMO eX.の3Fで以降順にTWOTOP秋葉原本店(3月2日)、T-ZONE.PC DIY SHOP(3月3日)で行われる。最新のGeForce FXを肌で感じたい人は是非行ってみてはいかがだろうか。なお各ショップによると気になる発売予定は、「早くて来週、再来週には出るのでは」と言った話もある。価格は5万円台ということだ。
- GeForce FX5800プレスリリース(エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン株式会社)
- NV30体感キャンペーン(エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン株式会社)
- エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン株式会社