日本アイ・ビー・エム(株)(日本IBM)は12日、B5ファイルサイズのサブノート“ThinkPad X30”の後継モデルで、Pentium M-1.30/1.40GHzを搭載した“ThinkPad X31”(10モデル)、Pentium M-1.30/1.50/1.60MHz搭載で約2.0kgの軽量A4ノートパソコン“ThinkPad T40/T40p”(10モデル)、およびモバイルPentium 4-M-1.80GHz/モバイルCeleron-1.7GHz搭載のA4ノートパソコン“ThinkPad R40e”(4モデル)を発表した。同社の直販サイト“ibm.com”価格はX31が19万9000円~、T40が21万9000円~、T40pは44万9000円、R40eが10万9800円~。出荷開始は、X31が18日から、T40が12日以降順次、T40pは25日から、R40eは24日から。
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“ThinkPad X31シリーズ” |
ThinkPad X31はB5ファイルサイズ(幅273×奥行き223×高さ30.2mm、最薄部24.9mm)で本体重量が約1.64kg(最上位機のみ約1.65kg)のモバイルノートパソコン。いずれもチップセットにIntel 855PMを採用し、無線LANアンテナのみ内蔵し無線LANアダプターはオプションのモデルが4製品、IEEE802.11b準拠のインテル製無線LANアダプター『Intel PRO/Wireless 2100』を搭載するインテルCentrinoモバイル・テクノロジー対応モデルが4製品(CPUの動作クロックとHDD容量、プレインストールOSが異なる)、米シスコシステムズ社製の無線LANアダプター(IEEE802.11b準拠)搭載機が1製品、IEEE802.11a/b両対応の無線LANアダプターとBluetooth 1.1、およびGigabit Ethernetポート(ほかは10/100BASE-TX)を持つ最上位機1製品がラインナップされている。また、下位2製品(Pentium M-1.30GHz搭載で無線LAN機能がオプションのもの)を除き、HDDパスワードなどを暗号化して管理する暗号化専用チップ『セキュリティー・チップ』を標準搭載する。
メモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大1GB)で、、HDDは下位4製品(Pentium M-1.30GHz搭載)が20GB、上位6製品(同-1.40GHz搭載)が40GB。グラフィックスアクセラレーターはカナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON(ビデオメモリー16MB)。液晶ディスプレーは12.1インチXGA表示。光メディアドライブはオプションで、底面に装着するオプションのドッキングステーション“ウルトラベースX3”により拡張ベイ(ウルトラベイ2000、同2000プラスに対応)を増設できる。バッテリー駆動時間は5.2~6.0時間。プレインストールOSはWindows 2000 Professional、もしくはWindows XP Professional。
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“ThinkPad T40シリーズ” |
ThinkPad T40は“T30”シリーズの後継機種で、幅311×奥行き255×高さ31.4mm(最薄部26.6mm)で重量が約2.23~2.42kgという薄型A4ノートパソコン。チップセットはIntel 855PMを採用、無線LAN機能がオプションの2製品、IEEE802.11b準拠のインテル製『Intel PRO/Wireless 2100』を搭載するインテルCentrinoモバイル・テクノロジー対応モデルが4製品(CPUクロックとHDD容量、グラフィックスアクセラレーター、プレインストールOSが異なる)、米シスコシステムズ社製の無線LANアダプター(IEEE802.11b準拠)搭載機が1製品、IEEE802.11a/b両対応の無線LANアダプターとBluetooth 1.1を持つ上位機2製品がラインナップされている。有線LANはPentium M-1.30GHz搭載の下位4製品が10/100BASE-TX、同-1.50/1.60GHz搭載の上位5製品がGigabit Ethernetポートを標準装備する。また、下位2製品(無線LAN機能がオプションのもの)を除き、『セキュリティー・チップ』を標準搭載している。
メモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(Pentium M-1.60GHz搭載の上位2製品は512MB、いずれも最大1GBまで増設可能)。HDDは下位4製品が30GB、Pentium M-1.50GHz搭載の3製品が40GB、最上位2製品が80GB。グラフィックスアクセラレーターも3タイプが用意され、下位から順にカナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON(ビデオメモリー16MB)、MOBILITY RADEON 7500(32MB)、MOBILITY RADEON 9000(32MB)となる。液晶ディスプレーは14.1インチXGA表示(最上位2製品は14.1インチ1400×1050ドット表示)。光メディアドライブは下位4製品がDVD-ROMドライブ、ほかはCD-RW&DVD-ROMコンボドライブを内蔵する。バッテリー駆動時間は4.4~5.5時間。
ThinkPad T40pはT40の最上位機種をベースに、グラフィックスアクセラレーターをOpenGL対応のFireGL 9000(ビデオメモリー64MB)に変更したもの。HDDは40GBタイプで、バッテリー駆動時間は約7時間。
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“ThinkPad R40eシリーズ” |
ThinkPad R40eは、低価格ハイパフォーマンスを狙ったA4ノートパソコン。チップセットはグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のATI RADEON IGP 330M&ALi 1535+で、メインメモリーのうち16MBをビデオメモリーとして共用する。液晶ディスプレーは14.1インチXGA表示。メインメモリーはモバイルCeleron-1.7GHz搭載製品が128MB、モバイルPentium 4-M-1.80GHz搭載製品が256MBで、いずれも最大1GBまで増設可能。HDDは、下位製品が20GB、上位製品が40GB。それぞれ、無線LAN(IEEE802.11b準拠)の有無で2タイプが用意されている。なお、いずれも『セキュリティー・チップ』は搭載しない。
本体サイズと重量は、幅313×奥行き254×高さ38.8mm/約2.7kg。プレインストールOSは最下位製品のみWindows XP Home Edition、ほか3製品は同 Professional。
なお、ibm.comでは発売記念キャンペーンとして、T40/T40pの購入者に先着600台限定で“T40専用特製ネームプレート”“T40専用特製インナーケース”を、X31は先着500台限定でバックパックをプレゼントしている。詳しくはibm.comをご確認いただきたい。
