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東芝、厚さ20mmを切る薄型Centrinoノート『dynabook SS S7』など4機種6モデルを発表

2003年03月12日 20時21分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)東芝は11日、“Centrinoモバイル・テクノロジ”を採用した新製品として、個人向けの薄型ノートパソコン『dynabook SS S7』、A4ノートパソコン『DynaBook V7』(2モデル)、および企業向けの薄型ノートパソコン『dynabook SS 2100』、A4ノートパソコン『DynaBook Satellite M10』(2モデル)の4機種6モデルを発表した。発売開始時期は、DynaBook V7とSatellite M10が今月中旬、dynabook SS S7とdynabook SS 2100が4月上旬。価格はdynabook SS S7とDynaBook V7はオープンプライスで、編集部による予想実売価格はSS S7が23万円前後、V7が25万円前後~。企業向けモデルは購入時にスペックを変更するカスタムメイド対応で、価格はdynabook SS 2100が27万8000円~、DynaBook Satellite M10が28万8000円~、などとなる。

dynabook SS S7 dynabook SS 2100
『dynabook SS S7』『dynabook SS 2100』

dynabook SS S7とdynabook SS 2100は、12.1インチXGA表示の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを内蔵する薄型サブノート。CPUに超低電圧版Pentium M-900MHz、チップセットにIntel 855PMを採用、メモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大768MB)、HDD 40GB(SS 2100はほかに30GB/20GBも選択可能)、光メディアドライブはオプション。グラフィックスアクセラレーターチップは米Trident Microsystems社のXP4 m32LP(DDR SDRAM32MB)を搭載する。通信機能は、『Intel PRO/Wireless 2100』によるIEEE802.11b準拠の無線LANと10/100BASE-TX対応Ethernet、世界58地域対応の56kbpsモデム(V.90対応)を内蔵。拡張スロットは、TypeII×1(CardBus対応)のPCカードスロットとSDメモリーカードスロット。各種インターフェースは、USB 2.0×2、アナログRGB出力、マイク入力/ヘッドフォン出力、大容量バッテリーコネクターなど。

バッテリーはリチウムイオンポリマーで、JEITA測定法1.0による駆動時間は約2.5時間、オプションの大容量バッテリーパックを併用した場合、約8.1時間。本体サイズと重量は、幅286×奥行き229×高さ19.8(最薄部14.9)mm/1.09kg(標準バッテリー装着時)または1.42kg(大容量バッテリー装着時)。プレインストールOSはWindows XP Professional SP1。

DynaBook V7 DynaBook Satellite M10
『DynaBook V7』『DynaBook Satellite M10』

DynaBook V7とDynaBook Satellite M10は、15インチXGA表示のTFT液晶ディスプレーを内蔵するA4ノートパソコン。CPUにPentium M-1.60MHzまたは1.30MHzを採用、チップセットはIntel 855PMで、メモリーは上位モデルが512MB、下位モデルが256MB(いずれもPC2100対応DDR SDRAM、最大1GBまで増設可能)、HDDは上位モデルが60GB、V7の下位モデルは40GB、Satellite M10の下位モデルは30GB。光メディアドライブはV7とSatellite M10がCD-RW&DVD-ROM対応コンボドライブ(CD-R24倍速/CD-RW10倍速/CD24倍速/DVD8倍速)、Satellite M10の下位モデルは24倍速CD-ROMドライブとなる。米エヌビディア社(米エヌビディア(NVIDIA)社)のモバイル向けグラフィックスアクセラレーターGeForce4 420 Go(DDR SDRAM32MB)を搭載し、通信機能はIntel PRO/Wireless 2100(IEEE802.11b準拠の無線LAN)と10/100BASE-TX対応Ethernet、56kbpsモデム(世界58地域サポート、V.90対応)。拡張スロットは、TypeII×2(TypeIII×1、CardBus対応)のPCカードスロットとSDメモリーカードスロットで、インターフェースはUSB 2.0×4、パラレル×1、IrDA 1.1(最大4Mbps)、i.LINK(IEEE1394、4ピン)×1、アナログRGB出力、ビデオ出力、マイク入力/ヘッドフォン出力など。

ヒンジ部には米harman/kardon社製ステレオスピーカーを搭載する(ただし、Gシリーズと違い低音部を強調するバスレフ機構はない)。また、V7とSatellite M10の違いとして、音楽CDの再生ボタンがSatellite M10では省略されている点が挙げられる。

DynaBook V7の背面 左側面 右側面
DynaBook V7の背面左側面右側面

バッテリーはリチウムイオンタイプで、バッテリー駆動時間は約6.8時間(JEITA測定法1.0)、オプションのセカンドバッテリーパックを併用した場合は約11時間。本体サイズと重量は、幅334×奥行き293×高さ41.4(最薄部35.8)mm/約3.13kg(光メディアドライブ内蔵時)、または約2.87kg(ウェイトセーバー装着時)。プレインストールOSはWindows XP Professional SP1で、Satellite M10の下位モデルにはWindows 2000 Professional(SP3)も用意されている。

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