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ヤマハ、歌詞と音符から人の歌声による楽曲を作成する歌声合成ソフト『VOCALOID』を開発

2003年02月26日 18時46分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は26日、歌詞と音符を入力すれば、リアルな人の歌声を合成できるソフト『VOCALOID(ヴォーカロイド)』を開発したと発表した。

操作画面例
『VOCALOID』の操作画面例(開発中のもの)

『VOCALOID』は、コンピューター上で歌声のパートの旋律と歌詞を入力すれば、そのまま楽曲のヴォーカルパートを制作できる歌声合成ソフト。音程/歌詞/表情を入力する『スコア・エディター』、歌声を合成するエンジン、歌声ごとのライブラリー(発音データベース+音楽表現データベース)で構成される。実際の人の歌声から収録したデータベースを利用して合成を行なうため、元の歌声の性質が残り、リアルな歌声の合成音を得られるのが特徴で、表情付け(ビブラート/ピッチベンド/こぶし)も行なえる。歌声の合成には、独自に開発した“周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション接続法(Frequency-domain Singing Articulation Splicing and Shaping)”を採用したという。合成できる言語は日本語と英語で、他言語についても順次対応する予定。対応OSはWindows 2000/XPで、Pentium III-1GHz以上のCPUと512MB以上のメモリーが必要(Mac OSにも対応する予定)。

同社は、『VOCALOID』について、歌声ライブラリの制作とソフトウェアの販売に関するライセンス供与を中心にビジネス展開するとしており、クリプトン・フューチャー・メディア(株)、ドイツのMUSIC-SHOP Best Service Kandler und Greil GmbH、イギリスのZero-G Limitedとの間でライセンス供与の枠組みで合意しているという。製品化は2003年中から2004年初頭の予定。

システム構成
『VOCALOID』のシステム構成

なお、ホームページにはVOCALOIDにより作成した歌声サンプルが掲載されており、ダウンロードして聴くことができる。再生には『SoundVQプレーヤー』が必要。

同社では、『VOCALOID』を、3月5日~9日にドイツのフランクフルトで開催される“ムジークメッセ”と、3月22日~25日にオランダのアムステルダムで開催される“第114回AESコンベンション”で展示、発表するとしている。

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