このページの本文へ

リコー、写真に位置情報を付けてメールで送信できるGPS対応デジタルカメラ『RDC-i700 model G』を発売

2003年02月25日 14時54分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)リコーは25日、業務用デジタルカメラの新製品として、別売のGPSカードを装着することで、撮影した写真に位置情報を付け加え、メールで送信できる機能を搭載した『RDC-i700 model G』を27日に発売すると発表した。価格は20万8000円。

『RDC-i700 model G』
『RDC-i700 model G』

『RDC-i700 model G』は、2000年9月に発表したインターネット通信機能を搭載した3倍光学ズームの324万画素デジタルカメラ『RDS-i700』に、GPS対応機能を追加したモデル。各社から発売されているGPSカードを装着し、撮影した写真に撮影時の位置情報(経度/緯度)を記録できるほか、通信カードを装着すればメールで送信することもできる。推奨するGPSカードは、(株)アイ・オー・データ機器のCF型の『CFGPS2』で、地図ソフトは(株)アルプス社の『プロアトラスW』。

カメラとしての機能は、7群10枚の光学3倍ズームレンズ(f=7.3~21.9mm:35mmフィルム換算35~105mm)と1/1.8インチ324万画素CCDを搭載し、最大2048×1536ドットの静止画の撮影が可能(記録媒体はCFカード)。動画は320×240ドット(毎秒15コマ)で、32MBのCFカードで161秒記録できる。光学式ズームファインダーと、270度回転できるタッチパネル付きの3.5インチ液晶ディスプレー(20万画素)を搭載する(専用タッチペン付き)。ウェブブラウザーを搭載しており、液晶ディスプレーでHTMLのデータも閲覧できる。FTP機能も搭載する。そのほか、撮影間隔が30秒~3時間のインターバル撮影や、白黒2値で記録する文字モードを搭載する。パソコン用インターフェースはRS-232CとUSBを装備。電源は専用リチウムイオンバッテリーで約50分の連続撮影が行なえる。本体サイズは幅157×奥行き93×高さ33mm、重量は約450g(バッテリー含まず)。GPS情報付きの画像を管理できるWindows版の画像管理ソフト『DU-10g』が付属する。

同社では、緊急災害時に詳細な現場状況の写真と災害現場の位置情報を対策本部に送信することにより、対策本部が詳細な情報を把握でき、迅速な対応が可能になるとしている。また、防犯やパトロール、市場調査などにも利用できるという。月間販売台数は300台の予定。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン