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キヤノン、133万画素CCD&光学16倍ズームレンズ搭載のDVカムコーダーを3月下旬に発売

2003年02月27日 13時03分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は27日、撮像素子に1/4インチ総133万画素CCD(テープ記録時:有効69万画素、メモリーカード記録時:有効123万画素)を採用し、光学16倍ズームレンズ(カード記録時:光学15倍ズーム)を搭載したDVカムコーダー『FV M10 KIT』(愛称:撮レビアン FV M10 KIT)を3月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は11万円前後。

FV M10 KIT
『FV M10 KIT』

FV M10 KITは、レンズとテープ駆動部、液晶ビューファインダー(0.33インチ約11.3万画素)がほぼ直線状に並び、側面に3.5インチ(約12.3万画素)のTFT液晶ディスプレーを搭載した横型モデルのDVカムコーダー。レンズの焦点距離は、35mmフィルムカメラ換算時46.4~742.4mm相当(テープ記録時)または41.3~619.5mm相当(カード記録時)で、電子式手ぶれ防止機能を装備する。動画と静止画でそれぞれ肌色や青空、緑の色信号を最適化して発色を引き立てるというカメラ信号処理LSI“MACS(Multi Architecture Camera System)”を搭載。テープ記録時にはTV表示時に、カード記録時には印刷出力時に最適化した色空間に変換しているとのこと。記録媒体は、DVテープ(最長80分、LPモードで最大120分)のほかSDメモリーカード/MMCスロットを1基備えており、最大SXGA(1280×960ドット)の静止画、もしくはMotion-JPEG圧縮で320×240ドット/秒30フレーム/最大10秒の動画記録が可能。SXGAで秒2コマ(連続10コマ)、VGAで秒3コマ(連続30コマ)の静止画の連射機能も備える。また、従来機種から要望が多かったという静止画(カード記録、VGAサイズのみ)と動画(テープ記録)の同時撮影機能も備え、動画撮影を続けながら印刷用に静止画を記録することも可能になった。

右側面 液晶ディスプレー
FV M10の右側面。液晶ディスプレーを閉じたところ右側面の液晶ディスプレーを

パソコンとの接続には、IEEE1394とUSB 1.1を装備。USB端子は“ダイレクトプリント”対応プリンターに直接してパソコンを介さずに静止画の印刷出力が可能。印刷時の色再現性を高める“Exif 2.2(Exif Print)”をサポートする。

本体サイズは幅約75×奥行き186×高さ92mm、重量は約625g(本体のみ)/約725g(装備時)。バッテリーはリチウムイオンタイプ(BP-512)で、連続撮影時間は液晶ビューファインダー使用時は約150分、液晶ディスプレー使用時は約120分。

なお、新規アクセサリーとして、0.7倍と1.5倍のワイド/テレコンバーター(口径37mm、各1万8000円)、ビデオフラッシュライト(1万2000円)、フィルターセット(6500円)が用意されている。

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