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ソニー、キーボード付き“CLIE”のエントリーモデルを発売

2003年03月04日 14時57分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ソニー(株)は4日、Palm OS 5.0を採用したPDA(個人情報端末)“CLIE(クリエ)”シリーズの新製品として、『PEG-TG50』を15日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は4万円弱、同時発売のオプションとして用意されるキャリングケース『PEGA-CA62』は5000円弱、液晶保護シート『PEGA-SP50』は1000円弱と見られる。

開いたところ フロントカバーを閉じたところ
『PEG-TG50』フロントカバーを閉じたところ

PEG-T50は、1月に発表された『PEG-NZ90』と『PEG-SJ33』の中間に当たるモデルで、ハードウェアキーボードとソフトウェアグラフィティエリア(全画面使用)を持つのが特徴。キーボードは、いずれか1つのキーを押すと自動的にバックライトが点灯し、一定時間(1秒程度)入力がないとバックライトが消灯する。暗いところでも文字入力しやすくするための工夫とのことで、バックライトを常時消灯にするオプションは用意されていないが、LEDライトでバッテリー駆動時間への影響はほとんどないという。本体カバーは、保護用で液晶ディスプレーや入力装置などの機能は持たせていない。樹脂製で、不要な場合には取り外しも可能。

Bluetooth 1.1の無線通信機能とメモリースティックスロット(メモリースティックPRO対応)を内蔵し、CFカードスロットは非搭載。通信系CFカードを利用するにはオプションの通信アダプター『PEGA-CF61』が必要になる。

本体スペックは、CPUにPXA250-200MHz、メモリーは16MB(ワークエリア)+16MB(ROM)、液晶ディスプレーはバックライト付きTFTタイプで解像度/表示色数は320×320ドット/6万色。パソコンとの接続はUSB 1.1接続のクレードル(標準添付)/HotSyncケーブル(オプション)を利用する。パソコン側の対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

オプション
オプションのキャリングケース『PEGA-CA62』

ソフトウェアは、静止画の閲覧/管理/ウェブサイトへの登録などを行なう『CLIE Viewer Ver.1.0』『Image Upload Utility Ver.1.0』、音声録音/再生ソフト『Voice Recorder Ver.1.0』、メモリースティックに記録したMPEG-1形式の動画を再生する『Movie Player Ver.1.0』などのほか、Bluetooth機能を内蔵したデジタルカメラ『DSC-FX77』を遠隔操作する『Remote Camera Ver.1.0』を標準搭載する。

本体サイズと重量は、幅71.6×奥行き16.2(カバーなし:12.5)×高さ126mm/約184g(カバーなし:158g)。バッテリーはリチウムイオンポリマータイプで、使用可能時間は約11日間(通常使用時)、動画連続再生時間はバックライトオンで約2時間/オフで約3時間、オーディオ再生(MP3/ATRAC3)時間はディスプレー消灯時で連続約4.5時間。

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